出版社内容情報
巨大な根が天空に向かって伸びていくような姿の竜血樹をはじめ、「こんなのあり?」な奇怪な植物満載。写真家木原浩、畢生の大作。
内容説明
まったく、とんでもない植物たちだった!不思議、巨大、世界一な植物を探して、世界の辺境を歩き回った。この本はその全記録の一端である。
目次
ソコトラ島/イエメン共和国
ケニア山/ケニア共和国
ナミブ砂漠/ナミビア共和国
ケープ地方 ナマクアランド・リヒタスフェルト/南アフリカ共和国
マダガスカル島/マダガスカル共和国
パタゴニア チリ共和国・アルゼンチン共和国
ブランカ山群/ペルー共和国
ギアナ高地 ロライマ山・アウヤンテプイ/ベネズエラ・ボリバル共和国
著者等紹介
木原浩[キハラヒロシ]
1947年、東京に生まれる。1967年大学中退後、山岳写真家白川義員氏の助手として半年間ヒマラヤに同行。1970年に植物写真家冨成忠夫氏の助手になる。1976年、山と溪谷社より『野外ハンドブック1 山菜』(共著)出版を契機に独立。以後、野生植物を中心に撮影、図鑑をはじめとする単行本、雑誌、カレンダー、切手など、多彩な仕事で今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
92
アフリカやマダガスカル、南アメリカに生息する地域の紀行に順応した植物の写真集。今サボテンや多肉植物がブームとなっている。そのなかでもビザール・プランツ(珍奇な植物の意)が高価で取引されている。そのどれもが日本の紀行には合わないがその風貌や珍しさに惹かれるからだろう。しかし日本で普通の植木鉢に植えるときにこういう本を読んでみてはどうだろう。そこがどんな土地で気候なのか知ることもいいのではないかと感じた。図書館本2022/10/17
りちゃあど
13
インテリアとしてキレイにディスプレイされている多肉やエアプランツの写真も良いのですが、最近は自生地の写真にとても魅かれます。 自生地では崖や砂漠など苛酷な環境にいたり、体を土にもぐらせて頭のてっぺんだけが見えていたりするのですが、それを見て家の多肉たちの置き場所を考えるのも楽しいです。 いつか自分の目で見たいなぁ・・。 夏には続編(アジア・オセアニア他)を刊行予定とのことで、そちらも楽しみです。2016/03/19
つちっち
12
写真家の植物愛と冒険心がビシビシ伝わってくる一冊。竜血樹の巨大な異形、砂漠を這いずり回るウェルウィッチア、神のお花畑はあの世か、不思議の国マダガスカル、一世紀を生きたプヤ・ライモンディイの最後、いかな庭師の名人でもこうはいかない岩と草木の絶妙な配置をみせるギアナ高地。素晴らしい写真の数々はもちろん、紀行文も興味深い。2022/07/13
ゆ。+ り
4
この本ほしい!! ……読み終わって、 すぐそう感じました(笑) みたこともない植物が 満載で、読み応えのある一冊でした!2015/07/05