松波勘十郎捜索〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 471p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582468113
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

水戸藩の財政改革を主導、百姓一揆の責任をとらされて獄死した松波勘十郎。この人物の捜索が、歴史の未耕の領域を次々に切り拓く。

内容説明

宝永年間、水戸の藩政改革を主導、領民の激しい抵抗にあい挫折、その後、水戸藩によって獄死させられた松浪勘十郎。この人物は実は、西は備後・三次藩、東は奥州・棚倉藩まで、複数の大名・旗本領の財政改革を請け負っていた。支配の側の歴史隠蔽を突き破り、呼びかけに応える多くの研究者の協力を力として、史料の発見、再発見、再検討が、近世史の新しい問題領域をつぎつぎに拓いていく。20年を超えて書き継がれた伝説的連載論文の待望の単行本化。上下2巻。

著者等紹介

林基[ハヤシモトイ]
1914年、東京生まれ。1940年、慶応義塾大学文学部国史学科卒業。元専修大学文学部教授。専攻は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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