ブックレット〈書物をひらく〉
死を想え『九相詩』と『一休骸骨』

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  • サイズ A5判/ページ数 87p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582364415
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0391

出版社内容情報

死体の変容をつぶさに追う観想の文学『九相詩』、骸骨が生き、愛し、死ぬ物語『一休骸骨』に、この国の死生観をみる。

今西 祐一郎[イマニシ ユウイチロウ]
国文学研究資料館館長

内容説明

日本の物語は、歌は、死をどのように描いたか。『源氏物語』が初めて人の死をくわしく語ったあと、中世には、屍の変容を凝視する『九相詩』が、近世には、骸骨たちが睦みあい、病み、死に、葬られる、ユーモラスな版本『一休骸骨』が知られる。そこに生きているのは、日本人のどんな死生観であるのか。

目次

1 死を語る(『源氏物語』の死;蝉の殻)
2 醜悪な死(『今昔物語集』;不浄観;谷崎潤一郎が描く不浄観)
3 『九相詩』(腐敗する屍;『九相詩』の盛行;『九相詩』とキリシタン;キリシタン版『倭漢朗詠集』;版本『九相詩』にない歌;奈良絵風『九相詩』;「生前相」のある『九相詩』)
4 『一休骸骨』(宴に興じる骸骨;死ぬ骸骨;『一休骸骨』の成立)
5 『九相詩』と『一休骸骨』の合体(『九相詩』の利用;現代の『一休骸骨』)

著者等紹介

今西祐一郎[イマニシユウイチロウ]
1946年、奈良県生まれ。京都大学文学部卒業。現在、国文学研究資料館館長。専攻、日本古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のむ

4
『源氏物語』『一休骸骨』など、日本の出版物における死の表現。この本では、死の表現からみえる死生観という思想面はあまり掘り下げない。そこが少々物足りなくもあったが、シリーズのコンセプトが「書物をひらく」であるブックレットなので、致し方なし。個人事だが本文中に出てくる谷崎潤一郎『少将滋幹の母』をつい最近よそでも見かけて気になっていた。思わぬ邂逅に驚くとともに、下賤な言い方になるが思い切りネタバレを踏んだ気分。いや文学でネタバレは気にしないんだけど。2017/09/20

よの字

1
「死」について宗教的あるいは思想的に探求さる書ではなく、あくまでも出版物における「死」を紹介する一冊。なお、このシリーズは国文学資料館が平成26年より取り組んでいる、インターネットを通じて古典籍を一般に公開する「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画(歴史的典籍NW事業)」の一環である、とのこと。2017/01/11

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