内容説明
ルネサンス、それは祝祭の時代であった。凱旋行列、宮廷バレエ、馬上試合らを主題に据え、〈王権の劇場〉たる宮廷社会を解きあかす。
目次
第１部 壮麗さの研究（中世の伝統；遠く失われた秘儀；国家のスペクタクル）
第２部 見世物と政治（君主制の理念；帝国の視覚像―皇帝カール５世の巡幸）
感想・レビュー
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ユーディット
3
ルネサンスと言いながら、中世の馬上騎馬試合などから始まり、ルネサンス人文主義の思想的な行列を通じてバロックのバレー（ダンス）に繋がる、王侯貴族の価値観を具体的に知る歴史。欧州の宮殿や庭のつくりを理解できる。馬のステップの図説など興味深い資料。一般に読みやすい文体なのでダンスをやっている人、王様好きな人にオススメな歴史書。2015/12/28
