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錬金術―精神変容の秘術 (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582284386
  • NDC分類 430.2
  • Cコード C0043

出版社内容情報

錬金術をめぐるさまざまな書物と絵画を集めた本書は、読者を色鮮やかで遥遠な錬金術の世界へと導く。怪しげなフラスコのなかで始まる溶解、そこから何が生まれるのか。

内容説明

錬金術とはすなわち黄金を作り出すことにあらず。黄金とは太陽、すなわち神の影。色鮮やかに光輝くフラスコのなかで生まれるものとは。

目次

はじめに―錬金術入門
大いなる作業
真の錬金術と贋の錬金術
「内面的理解」
四と三
現在と未来
ジョージ・リプリー卿の幻視についての一解釈
テーマ別

著者等紹介

ド・ローラ,スタニスラス・クロソウスキ[ドローラ,スタニスラスクロソウスキ] [de Rola,Stanislas Klossowski]
ポーランド貴族でフランスの画家、バルテュスの息子としてパリに生まれる。伯父は作家のピエール・クロソウスキ。作家、神秘学研究家として錬金術の研究と実践を行うかたわら、1960年代からはロックミュージシャンとしても活動し、ローリング・ストーンズとのセッションなども行っていた。ロジェ・ヴァディムと映画の脚本も書いている

種村季弘[タネムラスエヒロ]
1933年、東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。ドイツ文学者、評論家、神秘学思想研究家。出版社勤務のあと、都立大学助教授、國學院大學教授を歴任。『ビンゲンのヒルデガルトの世界』で芸術選奨文部大臣賞、斎藤緑雨賞受賞、ウド・トゥウォルシュカ『遍歴―約束の土地を求めて』で日本翻訳出版文化賞を受賞、著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』で第27回泉鏡花文学賞受賞。翻訳・著書多数。2004年逝去

松本夏樹[マツモトナツキ]
1952年、大阪生まれ。専攻は美術史・映像文化史。錬金術研究家。ドイツのクリステンゲマインシャフト神学校に学ぶ。現在、大阪芸術大学、武蔵野美術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フラボノ

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この本は私の手に余る2024/07/30

Като́н

0
「作業」は三つの石、もしくは三つの個別作業、もしくは三段階の完成から成っている。第一作業は、対象が(反復される蒸留と定着によって)完全に浄化されて、純粋なメルクリウス的物質に変容した時に終わる。完成の第二段階は同じこの対象が煮沸され、消化(分解)されて、不燃性の硫黄として定着された時に到達される。この対象が発酵と増殖を通じて「至高の完成」に達し、堅固な、不変の、赤みを帯びたチンキ剤(テインクトウール)に、すなわち賢者の石に変容すると「第三の石」が出現してくる。2023/11/10

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