出版社内容情報
バーグマンはなぜ、代表作に「『カサブランカ』だけは選ばない」と答えたのか。丹念な映画の読み解きと、製作過程のドタバタの精緻な追跡から、名画の魅力と秘密に迫る。
内容説明
「代表作は?」『カサブランカ』だけは選びません。バーグマンは、なぜこう答えたのか。完成しない脚本、混乱する撮影、いらだつ俳優たち―名作の秘密と、誕生の舞台裏に迫る。
目次
第1章 『カサブランカ』の成立と反響(戯曲成立から撮影開始まで;決まらない脚本;撮影から公開まで;戦況が追い風に;その後に起こったこと、後世への影響)
第2章 主要関係者
第3章 原作『誰もがリックの店に来る』
第4章 すぐれた構成 工夫の数々(『カサブランカ』関連年表;語られる物語;たくみにつくられた細部)
著者等紹介
瀬川裕司[セガワユウジ]
1957年、広島県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。明治大学教授。専門は映画学およびドイツ文学史。2003年ドイツ政府フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞。主な著書に『美の魔力 レーニ・リーフェンシュタールの真実』(パンドラ、2001年度文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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