出版社内容情報
約40年前の多摩川は、現在の状況とは考えられないほど著しい汚染があった。“二度と川を死なせるな”との願いを込めた写真集。
江成 常夫[エナリ ツネオ]
内容説明
大阪万博に浮かれ、札幌五輪に熱狂したころ、首都の川は死に瀕していた―。奥秩父に発した生命の水は、高度経済成長のもと、際限なき砂利採取と不法投棄に汚され、生活排水の泡に覆われて東京湾に注いだ。清流がよみがえった今こそ想起すべき負の記憶。
著者等紹介
江成常夫[エナリツネオ]
写真家、九州産業大学名誉教授。1936年、相模原市生まれ。1962年、東京経済大学経済学部卒業と同時に毎日新聞東京本社に入社。1974年、同社を退社。フリー。2001年、総合写真祭「フォトシティさがみはら」を構想、創案、運営に携わる。おもな受賞(章):1981年第6回木村伊兵衛賞、1985年第4回土門拳賞、1995年第37回毎日芸術賞、2001年第50回神奈川文化賞、2002年紫綬褒章、2010年旭日小綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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