内容説明
怒り、苦しみ、煩悩、執着―心のガラクタを手放すための「気づき」のある生活とは。欧米人がテーラワーダ仏教の入門書として愛読する「森の瞑想指導者」による法話集。
目次
第1章 ブッダの教えとは
第2章 見解を正す
第3章 日々是修行
第4章 瞑想について
第5章 森の教え
第6章 師への質問
第7章 悟りへの道
著者等紹介
チャー,アーチャン[チャー,アーチャン][Chah,Achaan]
1918年、タイ東北部イサーン地方ウボンラーチャターニー近郊に生まれる。20世紀のタイにおけるテーラワーダ仏教を代表する僧侶の一人。9歳で沙弥出家。20歳で比丘出家をする。1946年、父の死をきっかけとして、仏法の真髄を求めるための遊行の旅に出る。数年の遍歴遊行の後、アーチャン・マンに師事。瞑想実践に打ち込む。1954年、生地近郊の森に自らの僧院であるワット・パー・ポンを設立。アーチャン・チャーの卓越した指導力は瞬く間にタイ全土に広がり、簡素な寺院として始まったワット・パー・ポンはタイ有数の森林僧院となる。また、全国に数多くの分院も作られ、1975年にはアーチャン・チャーの名声を聞き、外国から修行にやってきた人々のためにワット・パナナチャを設立。多くの外国人比丘を育てる。主な外国人の弟子に、ジャック・コーンフィールド、イギリスのアマラワティ僧院僧院長アーチャン・スメドー、ワット・パー・スナンタワナラーム僧院長の日本人比丘アーチャン・光男・カウェーサコーなどがいる。1992年、逝去。その葬儀には100万人以上の参列者が集まり、故人を偲んだという
コーンフィールド,ジャック[コーンフィールド,ジャック][Kornfield,Jack]
アメリカ、マサチューセッツ州にあるインサイト・メディテーション・センターの創設者の一人。同センターはアメリカを代表するヴィパッサナー瞑想を学ぶための瞑想センターの一つである。ナローパ・インスティテュート、エサレン研究所などでも指導をおこなう。1963年にダートマス・カレッジを卒業後、東南アジアに渡り、6年間在家及び比丘としてテーラワーダ仏教の伝統を学ぶ。アーチャン・チャーはこの6年間のアジア滞在時の師の一人である
ブレイター,ポール[ブレイター,ポール][Breiter,Paul]
アーチャン・チャーのもとで比丘出家をし、彼の最も初期の西洋人の弟子の1人として、7年間の出家生活を送る。タイ語とラオス語に堪能で、仏教文献の翻訳などでも活躍をする
星飛雄馬[ホシヒュウマ]
1974年、長野県生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了。東京大学社会情報研究所教育部修了。修士(社会学)(東京都立大学、2001年)。専門は宗教社会学、社会政策。2004年ミュンマー、ヤンゴンのマハーシ瞑想センターにて約3ヵ月瞑想修行をする。チベット自由人権日本100人委員会顧問兼委員。日本テーラワーダ仏教協会会員
花輪陽子[ハナワヨウコ]
1978年、三重県生まれ。ファイナンシャルプランナー、作家・翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、外資系の投資銀行で8年間勤務。雑誌掲載、講演、ラジオやテレビ出演多数
花輪俊行[ハナワトシユキ]
1978年、東京都生まれ。翻訳家、システムエンジニア。慶応義塾大学大学院理工学研究科を卒業後、IT系ベンチャー企業2社に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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