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手放す生き方―タイの森の僧侶に学ぶ「気づき」の瞑想実践

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784904507711
  • NDC分類 184
  • Cコード C0015

内容説明

怒り、苦しみ、煩悩、執着―心のガラクタを手放すための「気づき」のある生活とは。欧米人がテーラワーダ仏教の入門書として愛読する「森の瞑想指導者」による法話集。

目次

第1章 ブッダの教えとは
第2章 見解を正す
第3章 日々是修行
第4章 瞑想について
第5章 森の教え
第6章 師への質問
第7章 悟りへの道

著者等紹介

チャー,アーチャン[チャー,アーチャン][Chah,Achaan]
1918年、タイ東北部イサーン地方ウボンラーチャターニー近郊に生まれる。20世紀のタイにおけるテーラワーダ仏教を代表する僧侶の一人。9歳で沙弥出家。20歳で比丘出家をする。1946年、父の死をきっかけとして、仏法の真髄を求めるための遊行の旅に出る。数年の遍歴遊行の後、アーチャン・マンに師事。瞑想実践に打ち込む。1954年、生地近郊の森に自らの僧院であるワット・パー・ポンを設立。アーチャン・チャーの卓越した指導力は瞬く間にタイ全土に広がり、簡素な寺院として始まったワット・パー・ポンはタイ有数の森林僧院となる。また、全国に数多くの分院も作られ、1975年にはアーチャン・チャーの名声を聞き、外国から修行にやってきた人々のためにワット・パナナチャを設立。多くの外国人比丘を育てる。主な外国人の弟子に、ジャック・コーンフィールド、イギリスのアマラワティ僧院僧院長アーチャン・スメドー、ワット・パー・スナンタワナラーム僧院長の日本人比丘アーチャン・光男・カウェーサコーなどがいる。1992年、逝去。その葬儀には100万人以上の参列者が集まり、故人を偲んだという

コーンフィールド,ジャック[コーンフィールド,ジャック][Kornfield,Jack]
アメリカ、マサチューセッツ州にあるインサイト・メディテーション・センターの創設者の一人。同センターはアメリカを代表するヴィパッサナー瞑想を学ぶための瞑想センターの一つである。ナローパ・インスティテュート、エサレン研究所などでも指導をおこなう。1963年にダートマス・カレッジを卒業後、東南アジアに渡り、6年間在家及び比丘としてテーラワーダ仏教の伝統を学ぶ。アーチャン・チャーはこの6年間のアジア滞在時の師の一人である

ブレイター,ポール[ブレイター,ポール][Breiter,Paul]
アーチャン・チャーのもとで比丘出家をし、彼の最も初期の西洋人の弟子の1人として、7年間の出家生活を送る。タイ語とラオス語に堪能で、仏教文献の翻訳などでも活躍をする

星飛雄馬[ホシヒュウマ]
1974年、長野県生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了。東京大学社会情報研究所教育部修了。修士(社会学)(東京都立大学、2001年)。専門は宗教社会学、社会政策。2004年ミュンマー、ヤンゴンのマハーシ瞑想センターにて約3ヵ月瞑想修行をする。チベット自由人権日本100人委員会顧問兼委員。日本テーラワーダ仏教協会会員

花輪陽子[ハナワヨウコ]
1978年、三重県生まれ。ファイナンシャルプランナー、作家・翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、外資系の投資銀行で8年間勤務。雑誌掲載、講演、ラジオやテレビ出演多数

花輪俊行[ハナワトシユキ]
1978年、東京都生まれ。翻訳家、システムエンジニア。慶応義塾大学大学院理工学研究科を卒業後、IT系ベンチャー企業2社に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Taiyo

21
阿羅漢に到達されたと云われている、アーチャン・チャー師の貴重な智恵の本。感謝2018/06/18

駿ばぱ

7
アーチャン・チャー師の言葉の一つ一つに、自分が常に苦しんでいる理由を指摘されているようで、痛かったです。ここのところ、自分が積み上げてきたものをどんどん手放さなければならない状況にあり、苦しんでいるのですが、もっともっと手放せるというか、手放さなければいけないものが、まだまだ私にはありそうだなと実感させられました。なんにしても、自分の人生にとって、この本と出会ったのが今というのはちょうど良かったような気がします。2015/11/14

6
「すべての執着と、判断を捨てるんじゃ。何ものかになろうとしてはならん」タイの名僧でありたくさんの外国人も育てたアーチャン・チャーのお話です。無常、苦、無我を理解し幸せになるというのは本当に大変なことなのだろうと思いました。歓喜に身をまかせても、それはすぐに錆びつき悲しみや虚しさに変わっていく。ああ、今回もそうなんだ、続かないんだと肩を落とす苦しみと涙。そんな私に「目をそらすな、真理を見つめる勇気を持て」と言われたような気がしました。2014/08/14

nizimasu

5
タイの仏教の高僧の著述をまとめたもので、序盤はちょっと退屈だなと思っていたが平板な言葉に雲をつかむような何とも曖昧かつ、人に悟らせない言葉の数々が後半になると、突然、何かきりのはれたようにすっと腹の中に入ってくる感じがする。いわゆる仏教がなぜ出家するのか。そして、人からのほどこしで生活するのか。年ではなく森の中で、集団生活をするのか。瞑想のゴールは何処にあるのか。そうしたものに答えを求めない。執着から逃れる生き方のありようみたいなものが徐々に全体的な体系としてつかめるのは非常に貴重で面白い内容でした2014/09/26

ふじ

2
専門的な語句は少なめで、理解しやすい上に深いです。 厳しさの中に優しさを感じます。 瞑想を実践する事の重要性に気付かせてくれます。2012/08/21

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