中国陶磁の八千年―乱世の峻厳美・泰平の優美

中国陶磁の八千年―乱世の峻厳美・泰平の優美

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  • サイズ A5判/ページ数 474p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784582278071
  • NDC分類 751.2
  • Cコード C0072

内容説明

春秋・戦国期の緑釉、北朝末期の白磁・三彩、元代の染付…。八千年にわたる中国陶磁の歴史を辿ると、その骨格をなす造形物は、すべて戦乱の時代に生み出されたことが分る。焼物という遺物を通して、歴史を再構築する。

目次

第1章 原始美術時代の土器
第2章 豪族の時代の陶磁器
第3章 貴族の時代の陶磁器
第4章 市民の陶磁器と士大夫の陶磁器
第5章 民窯と官窯

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tnk

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中国人の造形意識とはいかなるものか。先史から清代までの陶磁史を追うことで、著者は普遍的な流れを見出した。それは、動乱の中でエネルギーに溢れる民衆が峻厳美を創出し、乱世を終わらせた政権が優美へと作り変え、そこからは凋落の一途を辿るというものだ。長大な通史であるが、このような軸を持って語られるうえ、適宜まとめや振り返りが行われるので読みやすい著作であろう。2018/10/13

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