内容説明
街の熱と湿度、禍々しさとエロティシズム、Tシャツの背に氾濫する言葉と、響き続けるビート。60年代アメリカをとらえた名作『シカゴ、シカゴ』から38年。写真家は、ノーファインダーでシブヤの時間を切り撮った。
著者等紹介
石元泰博[イシモトヤスヒロ]
1921年、サンフランシスコ生まれ。48年、シカゴのインスティテュート・オブ・デザインに入学、写真、デザインを学ぶ。53年に来日し、日本の歴史的建造物を視察。桂離宮の撮影を始める。54年、東京の桑沢デザイン研究所の教授として招かれ、東京の街の撮影を開始。56年に川又滋と結婚、翌々年から61年までシカゴで生活し、シカゴの街を撮影した。69年に日本国籍を取得、桑沢デザイン研究所のほか東京綜合写真専門学校、東京造形大学でも教鞭をとった。以来、今日まで、桂離宮のほか伊勢神宮などの伝統建築、イスラムの建築意匠、仏教美術、街や花、雲、落ち葉などを題材に旺盛な創作活動を続け、多くの作品集を発表している。1983年、紫綬褒章受章、96年には文化功労者に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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