現代語訳 暗黒日記―昭和十七年十二月~昭和二十年五月

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現代語訳 暗黒日記―昭和十七年十二月~昭和二十年五月

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492062203
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C3036

出版社内容情報

反軍部を貫いた外交評論家が戦時下の政局や生活を記した貴重な記録。二度と戦争に近づかないために、立ち返るべき原点がここにある!

内容説明

日本人はあの戦争で何を学んだのか。太平洋戦争下の日本の惨状を冷徹な眼で書き残した清沢洌の言葉が76年の時を超えてコロナ禍の日本人に問いかける!後世に残したい隠れた名著×読みやすい現代語訳×詳細な解説!

目次

序章 暗黒日記の前史
第1章 昭和十七年十二月~昭和十八年十二月―日本はなぜ勝ち目のない戦争に突っ込んでいったのか
第2章 昭和十九年一月~九月―政治の強権化と情報統制に逆らえないメディア
第3章 昭和十九年十月~昭和二十年五月―現実とかけはなれた銃後の国民意識
終章 暗黒日記の後の日本

著者等紹介

清沢洌[キヨサワキヨシ]
リベラルな自主独立の主張を貫いた外交・政治評論家、ジャーナリスト。1890年長野県北穂高村青木花見(現・安曇野市)生まれ。郷里の研成義塾に学び、1906年渡米。ホイットウォース大学卒業後、シアトル、サンフランシスコの邦字新聞社に勤める。帰国後、中外商業新報社(現・日本経済新聞社)外務部長、東京朝日新聞社企画部次長、報知新聞論説委員などを歴任し、1929年フリー評論家に転身。石橋湛山や嶋中雄作らと交友を深め、『東洋経済新報』『中央公論』などで反軍国主義の姿勢を貫いた。終戦直前の1945年5月21日、急性肺炎で死去

丹羽宇一郎[ニワウイチロウ]
1939年愛知県生まれ。名古屋大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。同社社長、会長、内閣府経済財政諮問会議議員、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任し、2010年に民間出身では初の中国大使に就任。現在、公益社団法人日本中国友好協会会長、一般社団法人グローバルビジネス学会名誉会長、福井県立大学客員教授、伊藤忠商事名誉理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ロビン

20
リベラルな主張を貫いたジャーナリスト、外交・政治評論家であった清沢冽が、太平洋戦争中にひそかに書き溜めていた日記の現代語訳に、伊藤忠商事の社長・会長を務めた丹羽宇一郎が解説を付した一書。銃後における物資の窮乏、大本営発表と軍部の言うことを批判なしに報道するメディアのひどさ(徳富蘇峰への批判が多い)、それらを信じてしまう日本人の批判精神の乏しさ、道徳的勇気の弱さ、戦争末期の政府軍部の非科学的な精神主義、愚かな大人たちの始めた戦争のなかで雄々しく死んでいく若い兵士たちを想う涙ー清沢の眼を通して戦争を見る。2022/09/17

どら猫さとっち

9
第二次世界大戦開戦から、終戦の年の5月まで、戦争の最中の世間と民衆の暮らしを、克明にかつ批判を込めて綴った「暗黒日記」。リベラルな自主独立を貫いた外交・政治評論家でジャーナリストの清沢洌の著作を、伊藤忠の社長が蘇らせた。政治の愚かさと恐ろしさを綴り、警鐘を鳴らした彼は、終戦を待たずしてこの世を去った。あれから78年、この日記の意味と尊さを、もう一度受け止め考える必要がある。2023/07/08

Go Extreme

2
暗黒日記の前史 昭和十七年十二月~昭和十八年十二月 ─日本はなぜ勝ち目のない戦争に突っ込んでいったのか 昭和十九年一月~九月 ─政治の強権化と情報統制に逆らえないメディア 昭和十九年十月~昭和二十年五月 ─現実とかけはなれた銃後の国民意識 暗黒日記の後の日本2022/01/06

YUSUKE

1
歴史を振り返ると我々の歴史は、戦争の繰り返しだった事がよくわかる。この人間の戦う本能を克服する事は、きっと難しいだろう。しかし戦争の悲惨さ人間の戦う本能を学ぶ事は出来る。この本もそんな一冊であろう。そろそろ殺し合いの戦争でなく、国家間の話し合いや、ルールを決めたスポーツ(eスポーツも良いかも)などで決着をつけても良いのではないだろうか。殺し合うよりよっぽど良いと思うのだが…。そんな事が思い浮かんだ本でした。いま読むべき一冊と思います。過去を知ることが出来る読書に感謝。2023/03/05

AShi

0
楠木建の「絶対悲観主義」で名前が出てきたので図書館から借りたが、丹羽さんの解説が私には不要だった。要約ではない、変な解説が無いものを他の図書館から借りよう。知識人が警告を発したところで戦争が起こってしまうのはウクライナ紛争を見れば明らかだ。国民の動きを統一させる。これを簡単にできることはコロナ騒動でわかった。私の地域でも一番最初にコロナにかかった人は廃業に追い込まれた。今から見れば狂気だ。コロナを戦争賛成に置き換えれば、戦争に進んでいく日本の空気の一つのパターンをイメージできる。2024/07/19

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