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出版社内容情報
◎概要
『椿姫』と『オペラ座の怪人』では、音楽も、舞台も違えば、聴く人も違う。だから、オペラは「芸術」でミュージカルは「娯楽」。こんな区別があたり前になっている。しかし「芸術」であるオペラも、もとは「娯楽」。では、なぜ大きく違ってしまったのか?
これまで音楽劇は、物語や音楽、それを生み出した作曲家という点から、個々の作品が論じられてきた。だが、あまり注意が払われてこなかったのが、「観客」や「技術」、「政治経済」といった、作品以外の視点である。
ルネサンス後期に誕生したオペラから、アメリカで大盛況を迎えたミュージカルまでを、連続した「音楽劇の歴史」ととらえ、ジャンルを縫い合わせて、俯瞰して見たとき、オペラ、オペレッタ、ミュージカルのつながりと変遷が、あざやかに見えてくる。
◎著者
重木昭信(しげき・あきのぶ)
1951年生まれ。大手通信会社勤務の傍ら、ミュージカルの歴史を研究し、芝邦夫の筆名でも著作を発表。主な著書に、『増補版ブロードウェイ・ミュージカル事典』(劇書房)、『ミュージカル映画事典』(平凡社)がある。
◎目次
第1章:オペラの誕生
1.オペラの起源
2.イタリア以外の状況
第2章:オペラとバレエの黄金期
1.変化する世界
2.黄金期のオペラ
3.フランスとドイツのオペラ
4.19世紀のバレエ
第3章:オペレッタの展開
1.パリ
2.ウィーン
3.ロンドン
第4章:アメリカの音楽劇
1.初期アメリカの芸能
2.オペレッタ
第5章:ミュージカルとレヴューの発生
1.第1次世界大戦まで
2.ジャズエイジの1920年代
3.不況の1930年代
第6章:台本ミュージカルの時代
1.1940年代
2.1950年代
3.1960年代前半
第7章:ロック作品とコンセプト作品
1.1960.年代後半
2.1970年代
第8章:メガ・ミュージカルの時代
1.メガ・ミュージカル
2.映画の舞台化と新しい波
原題名一覧
欧文索引
和文索引
内容説明
その変化は、なぜ起こった?ジャンルを超えて、一望する!技術の進歩や政治・経済の変貌は、観客をどう変えたのか―
目次
第1章 オペラの誕生(十七~十八世紀)
第2章 オペラとバレエの黄金期(十九世紀)
第3章 オペレッタの展開(十九世紀後半~第一次世界大戦)
第4章 アメリカの音楽劇(十九世紀)
第5章 ミュージカルとレヴューの発生(一九〇〇~三九)
第6章 台本ミュージカルの時代(一九四〇~六四)
第7章 ロック作品とコンセプト作品(一九六五~七九)
第8章 メガ・ミュージカルの時代(一九八〇~)
著者等紹介
重木昭信[シゲキアキノブ]
1951年生まれ。73年から大手通信会社勤務。88年から情報通信会社で大規模情報システムの開発に従事。2007年に情報通信会社代表取締役副社長。プロジェクト・マネジメントの功績により、11年にプロジェクトマネジメント学会賞を受賞。12年情報サービス会社代表取締役社長。16年情報エンジニアリング会社顧問。会社勤務の傍ら、ミュージカルの歴史を研究し、芝邦夫の筆名でも著作を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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