出版社内容情報
ヨコハマトリエンナーレ2014展開催を記念してアートディレクターの森村泰昌が展覧会コンセプトを楽しく再構成した子供向け絵本。
内容説明
こどもにかたる、げいじゅつのこころ。美術家モリムラの「忘却」絵本、10のお話。ヨコハマトリエンナーレ2014公式ひらがなカタログ。
著者等紹介
もりむらやすまさ[モリムラヤスマサ]
森村泰昌。1951年大阪市生まれ。1985年、ゴッホの自画像に扮したセルフポートレイト写真を発表。以後、一貫して「自画像的作品」をテーマに、美術史上の名画や往年の映画女優、20世紀の偉人たちなどに扮した写真や映像作品を制作している。1988年の第43回ヴェネチア・ビエンナーレ、アペルトに出品したほか、国内外で多数の展覧会に出品している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
53
森村泰昌さんの著書はこれで二冊目だと思う。やはり面白い。(以下、「」書きは引用部分です。原文は全て平仮名ですが漢字変換します。)「例えば、美しい夕日を見たとき、そのあまりの美しさに声も出なくなることって、あるんじゃないかな。(中略)だからもし、何かを上手く言えないことがあっても、慌てす堂々としていてください。あなたはおしゃべりな人よりもっとずっと、言葉の重さや怖さを噛みしめているのだから。見えないものを見る心の目をもっているのだから。」といいつつ、後半でこうも言っています。「空気は目に見えないし、→続く2019/12/15
がいむ
23
ヨコハマトリエンナーレ2014公式ひらがなカタログ。「だまっているとわすれられてしまう?」がお気に入り。2014/09/22
ほたて
17
ヨコハマトリエンナーレ2014の関連書籍ですが現代美術がちっともわからなくても、ささやくように語られる言葉に耳をかたむけると…伝わってきます。「もえない ほん」「だまっていると わすれられてしまう?」「ささやきに、みみを かたむける」そして「たいせつな わすれもの」をノートに書きうつしました。たいせつなわすれものがないように。朝読書の朗読ボランティアさんに紹介したい本。2014/11/25
ybhkr
2
横浜トリエンナーレ芸術監督の森村さんが全ページひらがなで書いた本。これは子供だけではなく世界中の少しだけ日本語ができるひとたち、辞書を引けばなんとか読めるようなひとたち、原書で読みたいと願うひとたちへの配慮もあるんじゃないかと思う。芸術はむずかしくて、正直わからないものも多い。きれいだったりかわいかったり技術がすごかったりなんとなく好きだったりすれば芸術がわかった気になってしまうけどそういうことじゃないんだよね。これなんだ?が芸術ならば世界中全てが美術館や博物館なのではなかろうか?という気がしないでもない2015/05/28
しろのあ
1
ヨコハマトリエンナーレは行かなかったのですが、これ単独でもとても読み応えがあります。実際の作品を鑑賞しても森村さんほど作品の深い意図を感じることはできないだろうな。だから、こうして本で解説してもらうと、なるほどなと感銘を受けます。でも、本当は作品も見て見れるとよかったのでしょうね。本好きとしては「もえないほん」が気になります。2014/11/28
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