出版社内容情報
90年代以降、キュレーターとして現代美術の現場を並走してきた著者が語る、日本現代美術の四半世紀。村上隆から奈良美智まで、日本のアート・シーンの現在についての貴重なドキュメント。
内容説明
いざ、日本の現代美術25年の旅へ!村上隆、奈良美智、会田誠、森万里子たちを集めた、伝説の『TOKYO POP』展。その企画者が、日本と東アジアの現代美術、メディア・アート、ヨーロッパの国際展を縦横に論じ、新たな表現の可能性を探る。
目次
序章 歴史化に向かって
第1章 TOKYO POPから(日比野克彦の位置―美術の状況から;ぼくらの時代の美術―先駆けるものたちへ ほか)
第2章 メディア・アートへの文脈(時代を表すメディア・アート;ひとつのアンソロジーとして―無限連鎖/文字遊戯 ほか)
第3章 国際展とアジアの美術(ロンドン、カッセル、フランクフルト―ヨーロッパ現代美術見て歩き;再び西欧の文脈へ―ヴェネチア、カッセル、ミュンスターの国際展を巡って ほか)
第4章 再び現代美術の諸相に向けて―リアリティの在処(シンディ・シャーマン展“リアル”から“ファンタジー”への文脈―森村泰昌、C・シャーマン、森万里子;鈴木了二作品解説 ほか)
著者等紹介
小松崎拓男[コマツザキタクオ]
1953年生まれ。美術評論家。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程中退。平塚市美術館主任学芸員、NTTインターコミュニケーション・センター「ICC」学芸課長、広島市現代美術館学芸課長、同副館長、金沢美術工芸大学教授などを歴任。現在は文教大学の非常勤講師を務める。長年にわたり現代美術、メディア・アート等の展覧会企画、評論に携わり、展覧会図録、雑誌等での執筆が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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- 和書
- 江戸まぼろし草子