内容説明
江戸の町を舞台に繰り広げられる至極の不思議小説集。
著者等紹介
海野弘[ウンノヒロシ]
1939年、東京に生まれる。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、評論活動に入る。著書に『江戸ふしぎ草子』(第三回斎藤緑雨賞受賞)など
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感想・レビュー
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poke
1
江戸の人々がとても身近に感じられた。私でも知っているような実際の出来事も絡めてあるので余計にそう感じた。歴史に名前が残る人々もとても興味深いけれど、その周りの無名の人々の視点も面白い。2014/06/14
さびる
0
深川の岡場所を取り締まる御上の「けいどう」とは? 両国の見世物小屋で身体を石のように硬直させる芸を見せる男を描いた「石の男」など、江戸の町を舞台に繰り広げられる至極の「不思議」短編集。 かしこい女/食客/講釈師/案内者/唐々春/鍛冶屋の息子/星を見る人/そば屋殺し/二つの竹/材木屋の隠居/矢取女/耳の垢とり/雨乞い俳人/芭蕉とその弟子/深川の仇討/けいどう/流された絵師/石の男/強情者/狸婆々/精進落し/怪談会/二度目の身請
はちまろ
0
なにか軽い時代物が読みたいなぁと借りてきたので、おさつスナックを食べたかったのに芋かりんと買ってきちゃった的ながっかりがあったけど、芋かりんとも食べてみればうまいのだった。2012/10/04