出版社内容情報
二十四節気を、消しゴム版画と絵文字を用いた散文で描いた絵本です。「春」では立春から穀雨までの節気を扱います。ひな祭りや田植えなどの春の行事や、桜や菜の花畑、うぐいすなど春に関係する生きものを扱いました。それぞれのテーマを、消しゴム版画を生かした色彩の鮮やかさや奥行きのある構図で描き、本文文章を散文と音感で表現することで、子どもたちの関心を惹くような工夫をしました。また本文では、春の風景や出来事の解説を掲載しました。表見返しには二十四節気の説明を、裏見返しには春の節気に関する解説と唱歌・童謡を紹介しています。
内容説明
二十四節気は、1年を春夏秋冬の4つの季節にわけ、さらにそれぞれ6等分にして、春分・夏至・立冬など、季節を表わす言葉をつけたものです。農作業では季節を正確に知る必要があるので、正しく季節を把握する指標として二十四節気が重宝されました。現在でも、季節の節目を表わす言葉として使われています。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。
著者等紹介
ふじもとみさと[フジモトミサト]
ノンフィクション作家、児童文学作家。長年、ドキュメンタリー記者として取材、執筆を重ね、温かい目線で書かれた文章が好評を得る。命の尊さ・共生社会をテーマにすえ、株式会社Mプランニングを設立。著書に『ドキュメント 若年認知症』(三省堂)、『ひみつのきもちぎんこう』(金の星社・第62回青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書)、『命を数う 心を救う』(佼成出版社)、『ブックウイング‐山中伸弥とiPS細胞‐』(文研出版)他多数。日本児童文芸家協会・日本児童文学者協会会員。子どもの教育にも力を入れ、ハンドメイド総合ショップ『麻布Amy』オーナーとして、物作りを通して子どもの考える力や心の育成に力を注ぐ
田口奈津子[タグチナツコ]
消しゴムはんこ作家。京都府生まれ。幼少期をスウェーデンで過ごす。大学で建築を学んだ後、職場で消しゴムはんこに巡り合い、ブログで公開していたデザインが出版社の目に留まり『けしごむはんこ素材集』(ボーンデジタル)を出版。CMやホームページデザイン、本の装丁、広告パンフレットなどを手掛け、テレビ出演ではTBS系テレビ番組「プレバト!!」の消しゴムはんこコーナーを担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。