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あたしが部屋から出ないわけ

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784580820425
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8397

内容説明

いやだ!あたしはここで、お父さんとイザベルとお母さんのちがう、半分だけの弟と暮らすのはいやだ。サマースクールへ行かされるのもいやだ。都会で暮らすのもいやだ。大好きなおばあちゃんが死んじゃったのもいやだ!だから、あたしは自分の部屋にとじこもって、もうなんにもしないことにする。遊ぶことも楽しむことも。あたしを元気づけてくれるのは、おばあちゃんがくれた小鳥「サクランボちゃん」だけ…。小学中級から。

著者等紹介

クーテュール,アメリー[クーテュール,アメリー][Couture,Am´elie]
広告の企画を立てる仕事をしている。『あたしが部屋から出ないわけ』は初めて書いた作品。その後、学校で読み聞かせなどの読書指導も行っている

末松氷海子[スエマツヒミコ]
兵庫県に生まれる。早稲田大学政経学部新聞学科卒業後、フランスのリール市カトリツク大学新聞学部に留学。長年フランスの子どもの本の研究・翻訳に取り組み、児童文学の講師もつとめる

小泉るみ子[コイズミルミコ]
北海道に生まれる。早稲田大学文学部卒業。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

7petit

14
何もかもいやだ!大好きなおばあちゃんの死、新しい都会暮らし、新しい家族。8才のリシューを理解してあたたかく見守ってくれたのは、新しい母イザベルと弟とおばあちゃんがくれた小鳥でした。自分の気持ちを整理するのって大人でも大変ですよね。子どもならなおさら。リシューの気持ちに寄り添いながら読むことが出来る素敵な本です。中学年から。2014/04/23

tellme0112

12
「ストライキ」という言葉が持つ積極性に心打たれた。ふさわしい題名も「ストライキ」の言葉が欲しいと感じた。が、それでは伝わりにくい日本の事情。登校拒否も学校ストライキでいいよ。すてきな話だった。主人公の女の子はとてもかわいい、そして、悲しみの深さを思う。新しいママ、いい視点を持ってて安心した。自分が親だったら、すごく困ったろうなあ。2017/08/31

根岸

8
ストライキするリュシーの気持ちもわかるし、ドアの外に立って子供を心配しながらワケを聞き出そうとする大人の気持ちもわかったし、自分の子供の頃を思いだして泣きそうになりながら読んだ。どんなに物質的に豊かでも食べるものや着るものに困らなくて親がちゃんと愛情を注いでいても、隔たりを感じている子供の心に理解を示して寄り添ってくれなければ、子供ってやっぱりこういうふうになっちゃうんだなぁ、って自分の頃を思い出して泣けた。こういう本があるって貴重。こういう本を書いてくれる人がいてくれてよかった。2014/06/14

ようこ

5
リュシーのいじらしさに泣ける。父親がイザベルに気を使っているのも、イザベルが腫れ物に触るようにリュシーに接するのも、大人ならわかる。筋を追う楽しみは小学生から、機微を味わうなら大人でも。なかなか奥の深い一冊だ。2009/01/31

はゆ

4
ムスメが、私に似ているといって何度も読み返していた。私から見るとそう?と思うのだけれど、この年頃の子には、自分に重なる部分がどこかしらあるのかもしれない。大好きなおばあちゃんを亡くしたあたしは、何もかもがいやになり部屋に閉じこもるというストライキをする。おばあちゃんとの世界旅行ごっこ、とても楽しそうだった。そんなステキなおばあちゃんに負けず、イザベルもステキなお母さんで、本当に良かった。最後は、じわじわ泣けた。2015/05/15

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