出版社内容情報
第49回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」
5・6年生 小学校高学年の部
内容説明
「どうやら、トウモロコシの神をおこらせたようだな。けがは、時間がかかるだろうがなおると、うらない石にはでている。トウモロコシが実るとき、足はふたたびよくなるだろう。」「では、収穫するまではなおらんということですか?」父さんはそうたずねてから、こまったように母さんを見た。「だれが木を切って、焼いて、ミルパ(トウモロコシ畑)をこしらえるというんだ?だれがトウモロコシを実らせるというんだ?」「ぼくがミルパをこさえるよ、父さん。」タイガーがいった。小学中級から。
著者等紹介
ローズ,ドロシー[ローズ,ドロシー][Rhoads,Dorothy]
1895年生まれ。根っからの旅好きで、アメリカ各地の国立公園をおとずれ、1930~40年にかけては考古学者たちとともに、中央アメリカを旅した。動物、とくにネコが好き。『THE CORNGROWS RIPE』でニューベリー・オナー賞を受賞
長滝谷富貴子[ナガタキヤフキコ]
1950年、大阪府に生まれる。プール学院短期大学英文科卒業。中学校、翻訳学校などの英語講師を経て、現在、英米児童文学の翻訳にたずさわる
小泉るみ子[コイズミルミコ]
1950年、北海道に生まれる。早稲田大学文学部を卒業後、本格的に絵を志す。日本児童出版美術家連盟会員
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう
9
マヤ族の少年タイガーが怪我をした父親に代わってとうもろこし畑を育てるストーリー。最後までやり遂げる達成感、仕事を持ち責任感を持ち、一人前になる。働かざるもの食うべからず、という言葉が浮かんだ。2013/05/16
ジュースの素
4
マヤ族の少年タイガーの兄3人は病気で亡くなってしまった。今はタイガーが長男だ。この地ではとうもろこしは神からの授かり物。一家の食料はその出来不出来で決まる。ケガをした父の為に遠くの医者を呼びに行ったり、森を開墾して畑を一人で作ったりするが、日照りが続き、とうとう祈祷師が呼ばれる。厳しい暮らしと家族の助け合いが不可欠なマヤの人々と暮らしを描く。やっと雨が降って金色の収穫期が来た時にはホッとした。2015/12/01
まりこ
1
【メモ】メキシコ、マヤ族の少年タイガー(12歳)、ミルパ(トウモロコシ畑)、トルティーヤ、チリソース、トウモロコシがゆ、マサ(トウモロコシの粉を練ってだんご状にしたもの)、ひょうたんの水筒、バナナの葉、ハンモック、雨の神チャク、乾季と雨季2014/09/27
Yumikoit
0
マヤの少年タイガーが、自分でトウモロコシ畑を作るまで2008/06/09
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