出版社内容情報
レオナルド・ダ・ヴィンチの予言的作品《大洪水》がルーヴルの地下で見つかった。これは果たして真作か贋作か――。謎の組みひも文様が描かれた古書、生まれ故郷のヴィンチ村を拠点とする秘密結社。そしてレオナルドの傑作《洗礼者聖ヨハネ》の「指」と王家の古城に隠された「彼の遺骨」が明らかにする衝撃の真実とは。シリーズ最高傑作誕生!
内容説明
レオナルド・ダ・ヴィンチの予言的作品“大洪水”がルーヴルの地下で見つかった。これは果たして真作か贋作か―。謎の組みひも文様が描かれた古書、生まれ故郷のヴィンチ村を拠点とする秘密結社。そしてレオナルドの傑作“洗礼者聖ヨハネ”の「指」と王家の古城に隠された「彼の遺骨」が明らかにする衝撃の真実とは。シリーズ最高傑作誕生!
著者等紹介
一色さゆり[イッシキサユリ]
1988年、京都府生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。2015年に第十四回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞、16年に受賞作『神の値段』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シナモン
102
ルーヴル美術館の地下で見つかったダ・ヴィンチの「大洪水」は真作か贋作か。今回もスギモトと晴香のコンビは過去の登場人物も巻き込んで大活躍。でもフランスに「大洪水」を持ち出したのはまさかのあの人!って。なんかいろいろ壮大に盛り込まれててついていけなかったかも。とは言え大好きなシリーズなのでこの先も続けて読みます😄2024/03/28
Ikutan
70
今回はまるごとレオナルド·ダ·ヴィンチ。ルーヴルの地下でレオナルド·ダ·ヴィンチの予言的作品『大洪水』が見つかった。果たしてこれは真作か贋作か。何故、今、こんなところで見つかったのか。館長から極秘の命令を受け、キュレーターのルカと共に、ケントと晴香は真相究明に乗り出す。『荒野の聖ヒエロニムス』『最後の晩餐』『モナリザ』『洗礼者聖ヨハネ』ダ·ヴィンチの代表作に纏わるエピソードも絡めてすすむストーリーにワクワク。いやぁ『大洪水』の来歴にあの事件が絡んでくるとは!!そしてふたりの関係が進展!?次作が楽しみ。2024/05/28
よっち
33
ルーヴルの地下で見つかったレオナルド・ダ・ヴィンチの予言的作品《大洪水》。これは果たして真作か贋作かという謎にスギモトと晴香が挑む第5弾。謎の組みひも文様が描かれた古書、生まれ故郷のヴィンチ村を拠点とする秘密結社。そしてレオナルドの傑作《洗礼者聖ヨハネ》の「指」と、王家の古城に隠された「彼の遺骨」が明らかにする衝撃の真実。様々な思惑も絡み合う中で、今回はイギリスやフランスの王室も絡めたなかなか壮大なエピソードになっていて、思わぬところに繋がった末にスギモトたちが辿り着いた結末もまたなかなか印象的でしたね。2024/04/15
シフォン
30
ルーブル美術館の地下収蔵庫の廊下でダ・ヴィンチの素描と思われる絵が見つかった。そんなものがあってはならないと館長のルイーズは真贋の調査をスギモトに依頼する。絵にわずかに残る指紋や血痕を頼りに鑑定が行われたり、遺骨を盗んだり、鑑定ってすごいな。そんな中、話は思わぬ方向へ、ダ・ヴィンチの素描はそんなに魅せられしまうものだったのかと理解が追い付かないところがあるが、そんな結末だったとは。2024/12/16
kanki
30
イギリスから、ルーヴル、イタリアのヴィンチ村へ。レオナルドの人生や、王室の関係性も絡み、面白かった2024/06/22