出版社内容情報
「トンボの死」を幻想的にとらえた写真絵本
冬を迎えようとするとき出会った不思議で美しいトンボの墓場。いてつく朝に凍えながら死んでいくトンボの姿は幻想的でもあり、子どもたちにストレートに“死”をイメージさせます。
内容説明
だれも知らない「トンボの死」を写真で綴った絵本。
著者等紹介
石亀泰郎[イシガメヤスオ]
1934年、旧朝鮮で生まれる。1958年、日本大学芸術学部写真学科卒業。一貫して日本と世界の子どもたちの写真を撮りつづけ、朝日新聞日曜版「やあ小さな仲間たち」は好評で6年半の連載となった。『イエペはぼうしがだいすき』(文化出版局)は絵本にっぽん賞を受賞したロングセラー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pandakopanda
10
図書館本。写真絵本。冬が近くになるにつれ、羽がボロボロになり、命を落としていく姿がはかなくて、とても印象に残りました。表紙の写真もかなり衝撃的でした。2014/05/21
mntmt
7
美しい写真。儚いトンボの一生。2022/05/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
読書会【テーマ 伝えていきたい子どもの本】 おすすめリスト(小学校高学年編) 3分 トンボの死をまっすぐ見つめた写真絵本2014/04/15
まぐまぐ
4
こんな本を求めていた気がする。美しいいのち。はかない羽は繊細で。露にぬれるからだは冬を越せない。さよならトンボ、さようなら。2016/03/23
まげりん
4
そういえばトンボの最期って、本に書いてあるとおり、道に落ちているくらいしか考えたことがなかった。とにかく写真がすばらしい。だから飾った言葉はいらない。単純で真っ直ぐな言葉が心に響きます。トンボって本当にきれいだね。モチーフになる理由が今更ながら理解出来る。ガレもこの美しさに惹かれたのかしら。2014/05/30