出版社内容情報
家族の中で自分だけ斑点のあるスポッティは、仲間はずれに。規格外を嫌う大人たちを批判しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
16
障がいの子たちと日ごろ関わっていると、このような絵本はどうしても深読みしてしまいます。 真っ白な家族の中で、一人茶色い斑を一杯につけて生まれてきたスポッティは異端なのでしょうか? 愛情と世間体の中で揺れる親心を、ハートフルな絵本の中で応援しているようでした。 みんな家族ですもんね。 次からのお出かけはご一緒に。2020/04/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
白ウサギ家族の中で1匹だけ茶色いぶちのスポッティ。ある日家出して森で自分そっくりのぶちウサギ家族に会う。その家族には1匹だけ白いウサギがいた。 『小学校での読み聞かせガイドブック プランニング遊』で、朝読書のプログラムが参考になったので、記録しておきます。4年生予備本 10~15分2019/08/18
ヒラP@ehon.gohon
13
【事業所蔵書】事業所で読み聞かせしました。他の人たちと少し違う自分たちだけど、気づきがあって、思いやりがあって、愛があって素敵な絵本です。2020/03/13
けんちゃん
13
中島京子さんの「えほん」紹介作品。たぶん再読。「他と違う」「おじいちゃんがびっくりするかもしれない」、大人の思い込みと取り越し苦労が、思いがけず悲しいことに…愛しているにもかかわらず。何の偏見も持たない子どもたちの純粋さに胸打たれます。H.A.レイ氏の黄色と水色の使い方は本当にいつもすばらしいです。2010/11/24
ゆにす
11
もちろん、ちょっと違うからといって差別するのはよくない。でも、実際のところ・・・祖父母というのは孫が優秀かどうかけっこう気にしてるものです。従妹どうしで比較されるとちょっと辛いし・・・『光とともに』自閉症の光くんを受け入れられないおばあちゃんのところ、読んでいてつらかったな。この絵本は内容よくて、絵がすごくかわいくて、すてきな絵本。読み聞かせにはちょっと長すぎるから、ブックトークで紹介できたらいいな。2012/08/14