出版社内容情報
20のお話ひとつひとつに、どうぶつが登場する寓話絵本。やさしい中にも鋭い観察眼が光ります。1980年度コルデコット賞受賞の会心作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
110
『ふたりはともだち』などで知られるアーノルド・ローベル氏の20篇のショートストーリー。ワニ、ガチョウ、クマ、カバ、ゾウ、カンガルー、ネズミ……実に人間くさい小話が、イキイキと描かれた生き物たちの姿と共に見開きで収められている。それぞれの物語に教訓的なオチが付いているのが面白い。一つだけお気に入りの教訓をあげると、「長くつらかった道のりも、ほんとうに幸せだと感じる一瞬があれば、それでむくわれます」。全体をユーモラスな空気が包み込み、時にシニカル、時にハートフル。コールデコット賞受賞作。1981年5月初版。2016/02/20
KAZOO
100
どこかでみたような感じの絵があるなあと思っていました。お気に入りさんの感想から手にとってみました。この作者はいろいろな本を書かれているようでこれから少し図書館で探してみようと思っています。見開き2ページに作者の書かれた絵とその内容についての短い物語、箴言のような短い文章があります。絵は動物たちなのですが擬人化しているのでしょうね。2019/02/28
たまきら
31
娘さん、「がまくんたちのほうがすき」という感想でした。…オカンもそうだなあ。でも、こういうお話、雑誌の中で一ページあったら結構面白く読むと思うんだよなあ。2019/07/04
ゆみ
23
20のお話がのった絵本。こういうの寓話っていうんですね。 動物が主人公のお話ですが、最後に教訓が書いてあります。 いくつか、「だよねぇ」と思うものがありました。2016/03/06
pocco@灯れ松明の火
21
イソップ物語の様な、でもありがちなお話:子どもの頃に絵本を読み楽しむのって、人を客観視して疑似体験してるみたいなもの。御話ラストの教訓は大人でも楽しい。>そんな人、いるいる。そんな風に感じる時、あるある。>ローベルさん、素敵だな。2013/06/06