感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鏡子
12
小夜子さん。ひやりと冷たい見た目と裏腹、本を開き、読み進めると、丁寧で、真面目で、そして何処か「お茶目」な可愛らしい人物像が浮かぶ。本当にお人形のようで、こんな美しい陶器でつくられたような方が本当にこの世にいらっしゃったのか、そして、もうこの世にはいらっしゃらない・・・そう思いながら読み進めると、とても淋しかった。きり、としていて、ほのかに甘い。その様な香りがほのかにしそう。「まなざし」についての記述から、心温かい方なのだろう、と察します。心からすてきです。何度も読むでしょう。大好きになってしまいました。2013/08/28
jamko
9
現代美術館で行われてる山口小夜子展を先日見てきたのだけどほんと素晴らしかった!ので借りてみた小夜子さんのエッセイ。真面目な人だったのだなぁ。ギイ・ブルダン、辻村ジュサブロー、セルジュ・ルタンス等々、様々な分野のクリエイターたちとの交流話が面白い。2015/05/06
misman
4
文体が素敵で、読み手に優しい方というのを感じました。2016/12/21
もれ
4
小夜子さんが好きで読みたかった本。絶版になっており図書館で借りました。雑誌に寄せていたエッセイを編集したもの。普段のスキンケアやモデルのお仕事の話など。小夜子さんが丁寧に毎日を暮らしていることがよくわかる。ふとしたときに何度も読みたくなる。お気に入りのエッセイや写真をコピーして保存。返却したくないなー!2016/11/30
ランランルーんば
4
この本で初めて彼女の存在を知り、一読で魅せられました。亡くなられたことが本当に悔やまれます。丁寧ですっきりした文章で読みやすかったです。2014/12/08
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- 酒 ものと人間の文化史
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- やきものができるまで