目次
スコットランド(それは地元の編みものだから;シェットランドヤーンができるまで ほか)
アラン諸島(編みものの旅がはじまったとき;イニシア島のブリージさん ほか)
ガーンジー島(ガンジーセーターって何でしょう;機械編みのガンジーセーター ほか)
ロンドン(Cravatに会いに;プリック・ユア・フィンガー ほか)
著者等紹介
三國万里子[ミクニマリコ]
1971年新潟生れ。編み物でできることの可能性を広げるべく、書籍や雑誌での作品発表に加え、キットやプロダクトのデザインを手がけるなど活躍中。2012年より気仙沼ニッティングでデザイナーを務める。BUNKAファッション・オープンカレッジにて講座を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫羊
22
編み図も付いていて実用書としても使えるが、編まない人も紀行エッセイとして楽しめる。風景、古いセーター、編む人の暮らしなど、写真も充実しています。2022/07/21
とろ
21
ニットデザイナー三國万里子さんによる、編み物に纏わるイギリスの紀行文(+編み図)の本。独学で編み物を追求してここまで有名になった三國さん、彼女のニット愛がひしひしと伝わってきます。ニット作品が好みで購入した本でしたが、紡ぐ文章までも魅力的。誰もが編むことができる昔の文化、洗わないことで海の匂いいっぱいのセーター、聖職者トマス・ベケットのちくちくパンツと素敵なお話がたくさん。ニットの世界にどっぷり浸かれます。2018/01/31
シグマ
18
編み図としての利用ではなく世界の編み物の資料が気になり読んだ。手織りと機械織りの調整の歴史や、アラン諸島発祥のニット(アランセーター)が世界的人気を博したことにより職人が生活を維持できなくなった歴史などなど面白い編み物のエピソードが知れた。建築家や研究者だった人らが紆余曲折を経てハンドニッターになった女性たちのトークも興味深く読めた。2019/08/10
とろ
17
旅行先の候補収集のため再読。そうだった、ページをめくるたびに涎モノのコレクション達にどきどき。以前読んだ時に編みたくなったものとはまた違ったものが編みたくなる。三國マジック。2019/02/16
カタコッタ
16
編み物を趣味とする方なら三國万里子さん大好きって皆さんおっしゃいます。私も大好き❤です。こういう本を待っていました。感性豊かなクリエイターとして、自然と溶け込んでいるお姿と作品がとても良い。表紙のヒツジちゃんも良い顔です。編み物の本、というより『毛糸だま』の特集、感覚を養うイメージでしょう。私の大好きなアランが本場はさすが、と思わせる物が有り編み物熱が疼いてきました。2020/01/11