内容説明
戦国動乱期―その時絵師たちはどう動いたか!雪舟・等伯のスパイ行動、永徳・等伯の画壇制覇をかけた壮絶な争いが狩野派「ブランド」を生んだ。画壇統一の謎に迫る歴史ドラマを再現。
目次
1 対論・画壇統一―雪舟から永徳へ(雪舟と室町画壇;狩野派と土佐派;パトロンとなった戦国武将;天下人信長の力 ほか)
2 戦国画壇を旅する(岡山県総社市―雪舟のふるさとを行く;益田市・山口市―雪舟漂泊の日々;千葉県夷隅町―狩野家のルーツを訪ねる;滋賀県安土町―土佐派の悲運 ほか)
著者等紹介
今谷明[イマタニアキラ]
1942年、京都府に生まれる。京都大学経済学部卒業。現在、横浜市立大学教授。文学博士。主著に『室町幕府解体過程の研究』(岩波書店)、『室町時代政治史論』(塙書房)、『戦国大名と天皇』(講談社学術文庫)
宮島新一[ミヤジマシンイチ]
1946年、愛知県に生まれる。京都大学文学部卒業。現在、東京国立博物館企画部長。文学博士。主著に『肖像画』(吉川弘文館)、『宮廷画壇史の研究』(至文堂)、『肖像画の視線』(吉川弘文館)、『雪舟 旅逸の画家』(青史出版)
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