子ども100年のエポック―「児童の世紀」から「子どもの権利条約」まで

電子版価格
¥1,540
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

子ども100年のエポック―「児童の世紀」から「子どもの権利条約」まで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784577811450
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C3037

内容説明

20世紀は「児童の世紀」だったのか。「児童の世紀」として華々しく幕を開いた20世紀も終焉の時を迎えている。この100年間の「子ども観」「子ども‐大人関係」の変遷をたどりながら、21世紀の「子ども」を展望する。

目次

序章 幕を下ろす前に
1章 科学の時代の「子ども」
2章 「歴史」と「子ども」の回転軸―特に転換点を中心に
3章 専用囲い地の制定と囲い込まれる子どもたち
終章 訪れるミレニアムへの贈り物―世紀を焼き尽くした戦火の跡から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

12
前読んだときは、自分、いたく感動してたようだが、おやー。。? 再読してみると、前半の研究史的な部分は、観念的というのか、ひどく退屈に感じられた。まあなあ、研究史って、そもそもがとても難しいものだと思うけどさ。この本の場合だと、100年にわたる研究の動きを、手際よく200ページ程にまとめましょうというのだから。すんませんが今回は、前半部分は、目を開けて読みながら、寝た(←得意技)。だけど後半は、急にキラキラ輝き出す。「こども向け」の本だの玩具だの、そういう市場が生み出されたことで何が起きたか、について。2021/01/13

シルク

12
これ、滅茶苦茶に面白かった。「それについて聞きたかった!」ってかんじで。しかしわたくしにとっては、好物ばっか100種類も並べられたビュッフェみたいなもんで、この本は。ローストビーフ、サーモンのお刺身、スモークサーモンのマリネ、シーザースサラダ、パエリア、あったかい豆乳、油条、筑前煮、シチュー、キッシュ、焼牡蠣、アップルパイ、タルト、ドリアンのアイスクリーム、ケーキ、ドーナツ...そういうのの食べ放題に放り込まれたようで、アレもコレもと欲張って吸収しようとして、結局何も残せなかったというか。も一度読まねば。2018/04/26

抹茶ケーキ

0
子どもについての言説は20世紀の間にどう移り変わったのかを科学主義を補助線にして概説。現在の子どもイメージの混迷が「児童の世紀」のアンチクライマックスだという指摘が面白かった。子ども論の入門書として役に立った。2016/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/100440
  • ご注意事項

最近チェックした商品