出版社内容情報
冷たく凪いでいたぼくの心にゆれる小さくてもたしかな炎
小1のとき、母を亡くして以来、どうしようもないことがあるとあきらめてきた螢一。小6の2学期も終わるころ、螢一を突然おそったある子の記憶。しだいに明らかになる記憶の持ち主、花が瑛を傷つけた出来事。親友の翔真と現実の花をさがすうちに、螢一も翔真を傷つけていたことに気づく。「あきらめない」ことを選んだ螢一の冷たく凪いでいた心に、小さくてもたしかな火がともり……。
螢一と翔真、花と瑛が織りなす、熱く切ない絆の物語。?
内容説明
冷たく凪いでいたぼくの心にゆれる小さくてもたしかな炎。心に火をつける傑作!熱く切ない絆の物語。
著者等紹介
村上雅郁[ムラカミマサフミ]
1991年生まれ。鎌倉市に育つ。2011年より本格的に児童文学の創作を始める。第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作『あの子の秘密』(「ハロー・マイ・フレンド」改題)にてデビュー。2020年、同作で第49回児童文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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