出版社内容情報
第1回フレーべル館ものがたり新人賞大賞受賞第1作!
~しずかに過ぎるわたしだけの15分~
生まれてからずっとママとふたり暮らしの小6のふみ。家のこと、学校のこと……ストレスから十円玉サイズのハゲができ気にするが、だれにも相談できない。
ママは絵描きで料理が苦手。ふみがつくる料理は絶品で特にスパイスを使ったインドカレーはママも大好物。ある晩、食卓でパパがインドにいる、と聞かされ、生きていることすら知らされていなかったふみはショックを受ける。
母と娘のハートフル物語!
↓本文より引用
なべに油を引き、弱火でニンニク、しょうが、シナモンスティックをいため、ニン ニクのかおりがしてきたら玉ねぎを投入。タイマーを十五分後にセットして、あとはただゆっくり玉ねぎをいためる。 この十五分を、わたしはきつねの時間とよんでいる。 きつねの時間はしずかに過ぎる。木べらを持つ手を動かしてるうちに、換かん気き 扇せ んの音 も聞こえなくなって、頭の中はふわふわどこかへ飛んでいく。
*本作は日本児童文芸家協会主催第18回創作コンクールつばさ賞〈読み物部門〉にて優秀賞を受賞。
内容説明
小学6年生のふみは、ママとふたり暮らし。ママは美術予備校の講師をしながら、絵描きをしていていそがしい。ある日、突然、パパが生きていると聞かされて…!?
著者等紹介
蓼内明子[タテナイアキコ]
青森県生まれ。児童文学同人誌「ももたろう」同人。第1回フレーベル館ものがたり新人賞大賞を受賞し、2018年『右手にミミズク』でデビュー。『きつねの時間』は日本児童文芸家協会主催第18回創作コンクールつばさ賞“読み物部門”にて優秀賞受賞作
大野八生[オオノヤヨイ]
千葉県生まれ。造園会社を経て、現在イラストレーターと造園家として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
はる
モモ
ぶんこ
chiaki