出版社内容情報
シリルは公園でただひとりのリス。ある日自分と同じリス(?)のパットと出会います。ふたりはすぐに仲良くなりますが…。
内容説明
リスのシリルと、シリルにそっくりのパット。でも、ふたりがともだちになれるなんてだーれもかんがえません。なぜかっていうと…ケイト・グリーナウェイ賞受賞作家が描く本当の友情。
著者等紹介
グラヴェット,エミリー[グラヴェット,エミリー] [Gravett,Emily]
イギリスで毎年最も優れた絵本に贈られるケイト・グリーナウェイ賞を2度受賞した人気絵本作家
福本友美子[フクモトユミコ]
公共図書館勤務を経て、現在は絵本・児童書の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
18
街の中のハイドパークのような大きな公園に、独りぼっちの淋しい<リスのシリル>が棲んでいた。 ある日、やっとめぐり逢った<パット>いう名前の大きな灰色の・・・「リスだ!僕とそっくり、友だちになろう!」 <シリルとパット>は、毎日一緒に夢中になって遊びまわっていた・・・でも、二人が友達になれるなんて、だーれも考えてなかった・・・おやつを貰える<シリル>。可愛い顔をまねて、おやつを貰おうとする<パット>。「ゲッ! ママ、ここにデッカイ...」「ネ・ズ・ミ!」・・・華麗で躍動感あるエミリ-・クラヴェットの絵本。2022/07/30
mntmt
13
ともだちはともだちなんだ。2019/04/05
たーちゃん
12
息子は「これってリスじゃないよね?」と言っていました。2024/11/01
いっちゃん
12
気が合えば、りすとネズミだっていいよね!2019/06/06
遠い日
11
グラヴェットの絵がもう好きすぎて、どのページも舐めるように観ていく。シリルとパットはリスとネズミ。でも、心は固く結びついている。みんながシリルに要らぬことを教えようとするけれど、聞く耳を持たないシリルはパットが大好きなのだ。それなのに、それなのに、周りは自分たちの考えを無理やり押し付けた。それをみごとにはねのけたパットの芯の強さがかっこいい!嫌なことを言った犬はとても残念な目に遭わされている!リスとネズミの友情、私たちもこうありたいものです。2023/02/21