フリーキー・ディーキー

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フリーキー・ディーキー

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  • サイズ B6判/ページ数 430p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163110004
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

強姦されたと訴え出た美人女優にかかずらううち、連続爆破事件に巻きこまれる刑事。小悪党どもがデトロイトの街で踊り狂う面白さ

内容説明

爆弾処理班づとめがいやになったが、さりとて性犯罪課へ行くのも気がすすまず、休職扱いに甘んじているデトロイト市警の刑事。日がな一日プールに浮かんでいるばかり、レイプで訴えられるや、当の女性に求婚してしまう大金持ち。元ブラック・パンサーの運転手やら、反戦の60年代の尻尾を引きずる爆破狂―レナードの世界におなじみの、どこかタガのはずれた男と女が、ダイナマイトの爆発音にのって踊る“欲望のダンス”。「グリッツ」「パンディッツ」につづく、エルモア・レナード88年のベストセラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

17
元爆弾処理班の刑事が巻き込まれる騒動を描いた作品です。悪党どもがいていて、美女がいて、乾いた暴力とウィットに富んだ会話の応酬という、いかにもアメリカ的な物語になっています。完璧な善人が登場しないのがエルモア・レ―ナードらしさ。麻薬の売人が爆殺されるド派手な冒頭ですが、いかんせんその後のスピード感がありません。薬でぶっとんだ大富豪は強烈ですが、その他主役を含めて登場人物たちに魅力が少ないのが難点です。爆破シーンが随所に見られるものの、明確な敵役がいないためスカっと感がないまま読了してしまいました。2017/06/20

タナー

9
爆弾処理班づとめに嫌気がさし、かといって性犯罪課へいくのも気が進まず休職扱い中の刑事クリス。日がな一日プールに浮かんでる大金持ちや、元ブラック・パンサーの運転手、反戦の60年代の思想を引きずっている爆破狂の男と女、等々、クセのある悪党たち。魅力的なキャラで一杯の本作、テンポも良くて楽しめた。映画化するとしたら、どんなキャスティングになるんだろうなどと想像しながら読んでるとホント面白くてアッという間だった。レナードってホント面白いストーリーを描くなあ。2020/07/06

H.Sato

1
このミス1989年版海外編第4位。 図書館本。 最初はテンポ良く楽しく読めていたが、最後によく分からなくなってしまった(笑)読了を急ぎすぎたか。 B2023/04/17

ポコ

1
ハリウッド映画の刑事物のような小洒落た出だしに先を期待したが、イマイチ乗り切れず不完全燃焼。登場人物の名前がカタカナ三文字ばかりで、途切れ途切れに読んでいると、こんがらがる。エルモア・レナードは昔はもっと面白かったはずだと思うが、自分が変わったのか。。。2023/02/08

towerofthesun

1
毎年8月20日のエルモア・レナード命日には彼の作品を読む。今年は本作。「野獣の街」と同じ舞台とは解説を読むまで気づかなかった。ミスター・ウディがヨタっててもはや愛玩動物のようにカワイイ。最後のダレルとクリスの会話や、グレタ(ジンジャー)とクリスが安易に結ばれないところもよかった。2022/08/22

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