出版社内容情報
森で迷子になった女の子と、女の子を家まで送り届けようと奮闘する兄妹のキツネ。種の垣根を越えた友情と思いやりの物語。
内容説明
森でまいごになった女の子とであった兄妹ぎつねのコンとキン。お母さんには、「にんげんにはきをつけるんだよ」と、いわれていたのですが…にんげんときつねのかきねをこえた友情物語。4歳ごろから。
著者等紹介
村山桂子[ムラヤマケイコ]
お茶の水女子大学幼稚園教諭養成課程修了後、幼稚園に勤務。その後、作家の道へ進む
岡田千晶[オカダチアキ]
セツ・モードセミナー卒業。ボローニャ国際絵本原画展2010入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
37
岡田千晶さん描く絵はいつも温かみがあって優しくて好き。「にんげんにはきをつけるんだよ」という母ぎつねからの言いつけを気にしつつも、迷子の女の子を送り届けてしまった。ラストはどうなるんだろうと思っていたが、温かいラストにホッとしました!2020/08/25
る*る*る
22
可愛らしいきょうだいきつねの、優しさ溢れるお話に微笑む✴︎きつねと人間…「手ぶくろを買いに」を思い浮かべ、お返しの話とも思えた。2018/07/23
mntmt
16
優しいコンとキン。岡田千晶さんの絵がぴったりですね!2018/06/21
海(カイ)
15
【立ち読み】あっ!岡田千晶さんの絵だ!と思って、手に取りました!絵もお話もとてもかわいいです。2019/02/21
遠い日
15
岡田千晶さんの絵を求めて。文章は村山桂子さん。含みのある村山さんのことばは、情緒たっぷりでやさしい。きょうだいぎつねのコンとキンのかわいさに、ぐっと気持ちを掴まれます。人間を怖いものと教えられて育ったのに、迷子になってひとり泣いている女の子を放っておけなかったコンとキン。親切をすることで、子どもは成長するいい例だと思います。2018/07/10