内容説明
街角の風情にも、人間の表情にも、もはや個性など見られない。日本はいまや、何からなにまでのっぺらぼうだ。いいわけはあるまい、このままで…。中上健次、幸田文らに処世の要諦を聞き、織田信長、金子光晴らに独創性の栖を問い、丸山真男、司馬遼太郎らに自前の精神を学ぶ。新しい世紀にむけて、生きいきと日本をリセットするために、小さいけれど無視できない、風韻ゆたかな唄声を聴くエッセイ集。
目次
さまざまな顔
独創性の栖
自前の精神
間奏曲・感想曲
深夜の唄声
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