内容説明
日本の南にある、西表島。その島にさくふしぎな花、オオハマボウ。ゆうなという名で親しまれ、地元の人はだれでも知っている花です。その花に、一日じっくりと向きあってみると、見えてきたのは大きな自然のなかに存在する「つながり」でした。オオハマボウの花のなぞ。そして、そこから見えてくる命のつながりや自然のふしぎを美しい写真で紹介。
著者等紹介
横塚眞己人[ヨコツカマコト]
写真家。1957年、神奈川県横浜市生まれ。ボルネオ保全トラストジャパン理事。1985年から10年間、沖縄県の西表島に移り住み、イリオモテヤマネコをメインに、「命のつながり」をテーマとした撮影活動を続ける。1996年、横浜に引き上げてからは、主にマレーシアのボルネオ島で、熱帯雨林、環境問題など幅広い撮影活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
68
沖縄のオオハマボウという花の生態の秘密を紹介する写真絵本。レモンイエローの大きな花を観察しているうち、あまり虫が寄り付かないことに疑問を持った作者が、写真撮影を通して観察と考察を深めていく。実は、花ではない所から蜜を出してアリをおびき寄せ、そのアリが他の昆虫を襲うよう仕向けることで、アリをボディーガードにしているのだった。太陽の光が夕日になるにつれ、花の色もオレンジになり、最後は花ごと落ちる。タネは海流に乗り2万kmの大海原を旅し、遠い異国の地に根付く。秋篠宮の佳子様が「お印」に使われているとのこと。2016/09/04
HNYYS
2
図書館本。植物も不思議があっていいですね。 写真絵本なので楽しめました。2019/04/13
てふてふ
2
ユウナの花、正式名称はオオハマボウというらしいです。フヨウの仲間の花、好きなんだよねぇ。偶然?娘が図書館で引っ張り出したので借りてみました。自然って不思議。息子は花の中に入ると花の色に染まるっていうのが気に入った様子。2018/01/23
NakaTaka
2
沖縄や奄美地方で美しい花を咲かせるオオハマボウ。そのオオハマボウの秘密。恐るべしオオハマボウ。写真絵本。2016/07/12
たんぽこ
1
ありふれた花に隠された秘密。面白いな。2018/07/23