出版社内容情報
鳥、蝶、蜜蜂などに託されてきた魂の形象。夢のようでありながら真実でもあるものに目を凝らし、想念を巡らせた詩人の代表的エッセー。解説 金沢百枝
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いにしえより、鳥、蝶、蜜蜂、心臓などに託されてきた魂の形象。それらは、人間が無辺際の虚空を宿し、宇宙の反映でもあることの表れとして捉えることができる。例えば、水鳥は、その自在な動きにおいて、肉体の束縛を離れた魂のありかたと照応するものであっただろう。古人は、そこに単なる比喩にとどまらない、確かな実感を込めたのではなかったか。夢のようでありながら、しかし真実でもある霊魂について、明澄なまでに想念をめぐらした詩人の代表的エッセイ。解説 金沢百枝
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生と死のあわい
古人の霊魂観に込められた真実を見つめる、
詩人の代表的エッセイ
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【目次】
1 たま あるいは たましひ
2 何を以て羽翼有るや
3 白鳥 黒鳥
4 漂えるプシュケー
5 オシリスの国
6 ラーの舟
7 蜂蜜あるいはネクタル
8 魂の梯子と計量
9 心臓から蓮華へ
あとがき
解説(金沢百枝)
内容説明
いにしえより、鳥、蝶、蜜蜂、心臓などに託されてきた魂の形象。それらは、人間が無辺際の虚空を宿し、宇宙の反映でもあることの表れとして捉えることができる。例えば、水鳥は、その自在な動きにおいて、肉体の束縛を離れた魂のありかたと照応するものであっただろう。古人は、そこに単なる比喩にとどまらない、確かな実感を込めたのではなかったか。夢のようでありながら、しかし真実でもある霊魂について、明澄なまでに想念をめぐらした詩人の代表的エッセイ。
目次
1 たまあるいはたましひ
2 何を以て羽翼有るや
3 白鳥 黒鳥
4 漂えるプシュケー
5 オシリスの国
6 ラーの舟
7 蜂蜜あるいはネクタル
8 魂の梯子と計量
9 心臓から蓮華へ
著者等紹介
多田智満子[タダチマコ]
1930‐2003年。詩人・随筆家・翻訳家・フランス文学者。東京女子大学外国語科・慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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