内容説明
アンパンマンの生みの親やなせたかしが綴った珠玉の絵っせい１００編を収録。
目次
第１章 やせても枯れてもミュージカル
第２章 最後は勝つと信じて
第３章 ベージュエイジは未知の世界
第４章 やめられないとまらない
第５章 人生、９０歳からおもしろい！
第６章 とびつづけるアンパンマン
第７章 だれも知らない元気の秘密
第８章 震災後は引退撤回
第９章 究極のダン爺シルエット
第１０章 人生は喜ばせごっこ
著者等紹介
やなせたかし［ヤナセタカシ］
１９１９年２月６日、高知県出身。東京高等工芸学校図案科（現千葉大）卒業。三越宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、フリーとなる。１９７３年月刊「詩とメルヘン」をサンリオより創刊。また、この年、フレーベル館の月刊「キンダーおはなしえほん」に『あんぱんまん』を掲載。以後、アンパンマンシリーズ他多数の絵本を出版。絵本作家のほかに詩人、作詞家、作曲家、脚本家、舞台演出家等多彩な分野で活躍。作詞の代表作として、「手のひらを太陽に」「アンパンマンのマーチ」などがある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サティ
15
亡くなる直前まで書かれていたのかな。ユーモアに溢れる文章。体調も悪いけど頼まれたら断れないこと、引き受けるととことんまで仕事をこなす。自分の才能を惜しみなく披露する。自慢もせずに、かと言って卑下することもなく、楽しく余生を送っている。読み進んでいくに従って胸が詰まってきた。そういう風に素直にかわいらしく年をとっていけたらいいね。私は頑固ババァになりそう。2021/09/05
くみっふぃー
8
【図書館】やなせ先生の絵っせい(エッセイ)はスラスラ楽しく読める。いつも元気をもらえる。「人生は喜ばせごっこが一番楽しい」と、みんなを喜ばせることを第一に考えていらしたんだなぁ。天命尽きるその日まで、現役でおられた先生に最敬礼。長い間お疲れさまでした。ありがとうございました。2015/04/27
καйυγα
5
やなせさん、おはよう。死ぬまでやめられない！90歳を超えてこのタイトル。やなせさんの渇望は凄い。10代30代50代。人生まだまだだよ、もっと楽しく生きようよ！！と思わざるえない活力がみなぎってくるエッセイだ。彼の語る言葉は不思議。年寄り、晩年、凡才、ヘタくそ、恥ずかしい。ほとんどに自虐ネタを有しているのだけど、愛や勇気、そして希望がたくさん詰まっていた。自分の天命を悟りながらもやりたいことを抑えきれず、人に迷惑を掛けないよう死ぬまでやり続ける。兎に角生き様が格好いい。生きていく上でとても大事なことを学んだ2015/01/19
ひとひら
4
★★★★★読んでいて優しい穏やかな気持ちになれるエッセイ。一篇一篇は短いのたが、だからこそ軽快な語りに含まれた名言が輝く。人生は『喜ばせごっこ』。素晴らしい！もっと早くに読みたかったけど、今読めて良かった。2014/04/10
てらさか
1
90歳すぎてもなおパワフルで、読んでいて励まされた。一日を大事にしたい。2021/05/05
