内容説明
20年にいちど、国をあげての大使節団に14歳のつくしは、はじめて加わります。めざすは、はるかもろこしの国。たくさんの期待をつみこんで、船は大海原へとこぎだしました。
著者等紹介
石丸千里[イシマルチサト]
1957年京都生まれ。大阪芸術大学デザイン学科(グラフィック専攻)卒業。東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
65
九州国立博物館の絵本⑩遣唐使。架空の人物、小野つくしが唐の都、長安をたずねる物語。読み聞かせ可▽つくしは見習いとして遣唐使の船に乗る。船で8日かけてもろこし(唐)の港に着き、長い陸路を1か月いくと、長安の都は皇帝陛下の51歳の誕生日でにぎわっていた。皇帝の住む大明宮に行き、つくしは20年前に唐に渡ってきた井真成(いのまなり)を見舞って欲しいと言われる。つくしは真成に託された経典を命を懸けて日本へ持ち帰る▽遣唐使について解説あり。展示物の説明あり▽以上、きゅーはくの絵本全10巻読了。ぜひ授業導入に使いたい2024/02/13
yomineko@ヴィタリにゃん
58
読み友様からのご紹介本です📙当時、遣唐使として中国に渡った人々の大変さがしのばれる。まず、造船技術が発達していなかったため、船は風雨にさらされ、、、無事到着しても長安への道のりは長い。それでも向学心に燃えていた当時の日本人は偉大。九州国立博物館の絵本。2024/02/23
山田太郎
30
わかりやすくてこども向きとは思いますが、いまいち目的というか誰が読むのだろうかと思った。これ読んで九州国立博物館に行くといいのかと思いました。2018/12/22
退院した雨巫女。
5
遣唐使は、大変だったんだなあ。2010/12/03
遠い日
2
遣唐使のお話。苦労して唐に渡り、唐で学び持ち帰る「宝物」。異文化の摂取、吸収は、国を肥やすためのもの。命がけで運ぶそれらに、これからの国がかかっているという使命感。それがよく描かれている。2013/09/12