内容説明
「あっ、魚雷が船に。部屋は、海水がいっぱい」…。太平洋戦争末期、学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦の魚雷攻撃で沈没。多くの子供たちが犠牲になった「対馬丸事件」の絵本。
著者等紹介
久野登久子[ヒサノトクコ]
幼少児国際教育研究所長/英会話ありがとう塾塾長/教育絵本作家/作詞家/外務大臣表彰・文部大臣賞など多数受賞/海外との教育交流・援助活動中
山本和昭[ヤマモトカズアキ]
全国豆記者交歓会代表/こども王国首脳会議事務総長/教育広報研究所所長/東京都小学校新聞教育研究会指導顧問/元全国新聞教育研究協議会事務局長
松平恒忠[マツダイラツネタダ]
日本英語交流連盟会長/こども王国首脳会議総裁/日本フィンランド文化友好協会会長/日航財団理事/子供の町理事・後援会長/学習院櫻友会評議員
佐藤八重子[サトウヤエコ]
虹色Art工房主宰/油絵・挿絵・ポーセリンペインティング/NPO法人風の船元副理事長/教育絵本挿絵作家/国際協力ボランティアとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
59
平和さえあれば何も他に望むものはない。命こそ宝。対馬丸で我が子を失った親は命の大切さを心に刻み、戦争を憎んだろう。平和だけは手放すまいと誓ったろう。人間みんなそのことは失って初めてわかり、傷つくまでつづけて、そして、繰り返してしまう。平和は当たり前ではないことに気付いた一冊。2013/07/26
ヒラP@ehon.gohon
19
【再読】大人のための絵本。 この絵本から詳細を汲み取ることは難しいのですが、事実を知ることの重要性を感じます。 事実はしっかり受け止めなければいけないのです。 多くの幼い命が海に呑み込まれた事実を知った上で、子どもたちに命の尊さを語りかけることによって、読み聞かせに心がこもるのです。2022/05/12
ヒラP@ehon.gohon
1
戦争の悲惨さを語る絵本は多いのですが、この対馬丸の話は知りませんでした。考えれば、戦争の悲惨を考えるとき、知らない史実が無限にあるのかもしれません。 沖縄の悲惨。そのなかにこのような事実があったことは衝撃です。 なにより、児童が疎開するために乗った船が撃沈されてしまい、まだ幼い多くの命が海に呑まれてしまったのです。 事実はしっかり受け止めなければいけないのですが、この絵本は少し説教口調に終わってしまったようです。 それは伝えたいことが多すぎることと、思いが大きすぎたから? 2010/01/10
SK
0
247*忘れてはいけない出来事。美しい沖縄に似つかわない悲しい歴史。2015/11/26