内容説明
とある港に大きな黒い船が…。いったいどこからきたのかな。どんな人や荷物をのせてきたのだろう。日本人と南蛮人の出会いの風景をのぞいてみます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
63
九州国立博物館の絵本②唐船・南蛮船図屏風に描かれた様子をストーリー仕立てで見ていく▽大きな黒い船は南蛮船(なんばんせん)、どこからきたのかな。騒がしい港を船で渡り荷物を運ぶ。大にぎわいの町を抜けて、じろじろぞろぞろっと歩いていく。教会に集まってお祈りが始まるようだ▽「南蛮屏風」は、船長(ピカタン)や商人、宣教師などさまざまな南蛮人が登場し、南蛮寺(なんばんじ)と南蛮船(大型様式帆船)などが出そろって初めて「南蛮屏風」と呼ばれる。17世紀桃山時代に描かれたもの。その他のエピソードを自分で探しても楽しい2024/02/02
yomineko@ヴィタリにゃん
61
九州国立博物館の素晴らしい南蛮屛風。南蛮人はスペインやポルトガル人をいう。南蛮渡来の品々が大変美しい✨✨✨2024/02/17
小夜風
21
【図書館】一枚の大きな屏風絵を所々クローズアップして見てみたら、こんなにいろんなストーリーが詰まっているんですね♪タイトルの「じろじろ」は南蛮人が珍しくて興味津々の日本人たちの視線。「ぞろぞろ」は連なって何処かへ歩いていく南蛮人たちの様子を表しているようです。後ろの解説も読み応えがあり面白かった♪2015/04/21
千尋
16
図書館で南蛮図屏風の絵本が置いてあり、興味があったので借りてきた絵本*南蛮図屏風の魅力についてわかりやすくユニークに紹介されています*当時の日本人が思い描いていた南蛮人と港町の賑やかさが伝わってきます*また図屏風をよく見てみると、南蛮船から脱走した豚さんや謎(?)の白い覆面姿の男性が描かれていたり・・面白い発見があります☆南蛮文化や戦国時代が好きな方にオススメ☆2013/04/14
喪中の雨巫女。
15
南蛮屏風絵は、よく見ると細かく当時の暮らしが描かれていますね。2011/02/21