内容説明
その鳥は、ある日突然やってきました。一人ぼっちだった小さな鳥に、その鳥はいろいろなことを教えてくれました。2羽の鳥は、毎日、とても楽しく暮らしました。でも、ある春の日…。
著者等紹介
バテュ,エリック[バテュ,エリック][Battut,Eric]
1968年、フランスに生まれる。リヨンの美術アカデミーで絵画を学ぶ
木坂涼[キサカリョウ]
1958年、埼玉県に生まれる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
19
死んだのか、飽きたのか、周りを見渡せば独り。いつも独り。2019/01/27
Maiラピ
19
冬枯れの表紙に惹かれて手に取りました。用意が出来たら、あとは旅立つだけです!2011/12/10
舟江
7
この本も全頁が表紙色彩で統一されている。宮本武蔵の「枯木鳴鵙図」を彷彿とさせるような山水画の色彩で。登場する者も最小ユニット数の2で「ピエロのニノ」や「ジュールとセザール」と同じ。 題名の「たびだち」とは天国への旅立ちと、残された者の新しい生活への旅立ちを意味するのであろうか。輪廻転生を考えてしまった。どの作品も色彩は素晴らしい。2016/03/09
遠い日
6
寒い冬の朝の情景からはじまるこの本は、モノクロのような色のない世界。出会いは、偶然かもしれないけれど、思い出と生きる力を胸にいだくにはじゅうぶんなものだった。ちいさなちいさなことりたち。まるでふたりだけのような世界。ことりの胸の赤さが目に焼きつく。希望か、明日を信じる力か、お互いを思う気持ちか……。高く遠く飛ぶちいさなことりは、もう迷わない。2007/10/31
bb00kk
5
色んな事を教えてくれたことりはもういないけど、またことりはしっかりと旅立って別のことりへと受けつがれていくのかも。少しさみしいけど希望が見える絵本。私が読むのにはちょうどいいし作風も好きだが低学年の我が子には不評_φ(・_・2014/01/31