出版社内容情報
美し過ぎる敵、A．J．と雌雄決せよっ！！
人体と機械を融合させて戦う、究極の格闘技「機関拳闘」の若き闘士・レビウス。最強と言われていた好敵手・ヒューゴをいとも容易く粉砕した“美し過ぎる少女兵器”A．J,ラングドンが、遂にレビウスの前に迫る！！
しかも、A．J．の背後には、レビウスから両親や幸せな生活を奪った、戦争請負集団「アメジスト」の存在が…！！？
鉄錆のにおいと、蒸気の靄がかかる、機関拳闘のスタジアムに、人類の尊厳と機械文明の未来をかけて、今、運命のゴングが響き渡るっ！！
新世界標準コミック、アイドリングももどかしく、急発進すっ！！！！
【編集担当からのおすすめ情報】
新人離れした、驚異的な画力でIKKIデビューを飾った中田春彌（なかた・はるひさ）の初長編連載！！
本作は、日本漫画として進化を続けてきたものを土台にしながら、世界を視野に捉えるべく、全編＝横書き＆左開きというグローバルスタイルを採用。
連載段階で、すでに海外出版社からも熱い視線を浴びていた本作が、ついに単行本の形を取るとき、今までの「コミック」「マンガ」「劇画」「BD」「アメコミ」…といった世界が、新たな呼び名を必要とする時代に入ったことを痛感するだろう！！
■著者公式FACEBOOKページ
https://www.facebook.com/haruhisa.nakata999
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絹恵
24
その約束は彼の重みにはならず、自身の強さを構成する要素に融けて行きました。心が脳にあるのか心臓にあるのかはもはや問題ではなく、発せられた気持ちのためだけに握る純粋な覚悟が強さを決めるのだと思いました。相手の思いを内包する優しい姿勢が命取りにならないことを願います。装画から捲ると美しいカラー絵、そして言葉と物語の深みが本当に格好良くて好きです。2014/05/03
kanon
14
正直全然IKKIっぽく無い…もっと色々なところで受け入れられても良い作品である。でもIKKIブランドのおかげで良い感じのバランス。何か奥に秘めているモノがあるのだと思える。本当に購入して正解だったな…まずこの単行本を開いて、カラーページ。これが滅茶苦茶楽しみなのである。何度見かしちゃうよね(笑)いやあ、そして展開が堪らない。IKKI休刊の後もどこかで連載が続くらしいので、とりあえず一安心。AJとの話で終わっちゃ困るからね！一巻の世界地図とかとてもそそられるからね！この広大な世界観を惜しみ無く使って欲しい。2014/11/14
JACK
13
☆ 身体の一部を機械に置き換えた闘士が闘う究極の格闘技「機関拳闘」。それは戦争の傷跡が消えない退廃的な世界で最も人気が高い娯楽。若く美しい闘士レビウスは、人気の闘士ヒューゴと闘うはずだった。しかし、そのヒューゴは美少女闘士A.J.に粉砕されてしまう。レビウスは機関拳闘最高の階級Grade-1への昇格を賭けてA.J.と闘う事になるが…。レビウスの両親の仇である戦争請負企業アメジストの登場、戦闘人形として奴隷のように扱われるA.J.の境遇や、医療用の腕で戦闘用の身体の敵と闘うレビウスの覚悟など、ドラマがある。2014/05/26
Pezo
6
良くも悪くもだんだんベタになってきた。アメジスト社はもうちょっと渋くあって欲しかった。続きが楽しみ。2014/05/11
Tenouji
5
なんというか、絵の緻密さ以上に、感情が飛び出てくる感じがいい。新しい赤い腕のレビウスを造形化したいな。2014/12/27
