出版社内容情報
想像力豊かなテリ―は、ある日、ママが「火曜日にどんなことが起こるかと思うと恐ろしくて」
と電話で話しているのを聞きます。さてテリ―はどんなことを考えているんでしょう。
想像力がふくらむ楽しい絵本です。
内容説明
子どもにとつて、自分をとりまく外側の世界は、希望と魅惑に満ちたかがやかしいものであると同時に、不安とおそれを秘めた薄気味わるい領域でもあって、ちょっとしたきっかけから、そうした不安とおそれが頭を持ち上げてくるものなのですが、この絵本は、そのあたりの子どもの心の動きを、たいへんたくみに描きだしているように思われます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
8
トニー・ロスの絵を求めて。ママの電話を聞いてしまったテリー。今度の火曜日に起こる恐ろしいこととは……。テリーの持てる想像力の限りを尽くして浮かぶ「恐ろしいこと」の数々。いったい何が起こるのか!?想像は想像を超え、あらゆる恐怖を想起させるのだが……!!実際に火曜日に起こったことは、ママにとっては、本当に恐ろしかったのだ!2016/10/02
ヒラP@ehon.gohon
4
ママが「火曜日にどんなことが起こるかと思うと、恐ろしくて眠れない」と 言った一言。 それがテリーの想像力に火を付けました。 子どもの想像力にはものすごいエネルギーと、常識に縛られない壮大さがあります。 読んでいて、自分もこうだったなあと思ったり、自分の妄想に周りを振り回したことをな懐かしく思ったり…。 いつから常識に縛られるようになったのだろう。 この絵本の展開は多分子どもにとって違和感はないのです。 子どもたちのこの感覚を大事にしたいですね。2011/02/14
けいねこ
3
ママが電話で話してる。火曜日におそろしいことが起こるって。いったい、どんなことが起こるの? テリーが思い浮かべる「おそろしいこと」の数々。でも、ママにとって恐ろしいことは…… これは、ぜひママに読み聞かせしていただきたいところです。2016/10/26