内容説明
ラブレターとポートレートが織りなす純愛物語。B・B・ブレーキーはむかしの恋人を訪ね、一軒のドアを叩いた。そこで、偶然にも扉を開けたジョシー・ルー・リディア・ウォーカーに出会う。以来、ふたりは文通を始めるが、おたがいを深く知るにつれ、情熱的な恋に落ちていく。一九二九年七月に結婚するまでの一年半、彼らが認めたラブレターはゆうに七百通を越えた…。それから六十余年、B・Bの死後、ふたりの孫娘であるカメラマン、ケリ・ピケットは古ぼけた手紙の束をみつけました。愛、結婚、家庭について真摯に語りあう祖父母の往復書簡に心打たれたケリは、彼女が撮影したふたりのポートレートを加えて、一冊の本をつくりました―B・Bとジョシーの愛のアルバム。九十歳を越えてなお、キスし、抱擁する彼らの写真とラブレターには長い時の隔たりがあります。しかし、おたがいを慈しむ姿には、若き日と寸分たがわぬ愛情があふれています。