「恐怖の館」快楽殺人

「恐怖の館」快楽殺人

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784576960258
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0097

内容説明

1995年11月末、英国の裁判所は少女大量殺人の犯人、ローズ・ウェストに終身刑の判決を下した。もう一人の犯人、フレッドは拘留中にすでに自殺していた。バラバラに解体されて土中や地下室の床下に埋められていた遺体は12体。しかしさらに20体以上の遺体が同家周辺や近辺の野原に埋められていると推測される。フレッドが死に、ローズが口をつぐむ今、真相は永遠にわからない。本書はこの「恐怖の館」事件を「デイリー・ミラー」紙の敏腕記者がフレッドとローズの数奇な半生を膨大な資料と関係者への取材で書き上げたものである。

目次

ブルーの瞳をもつ少年
のろまのロージー
スコットランド・コネクション
アンナ・マクフォール殺し
ローズとフレッド
ミッドランド・ロードの悲劇
クロムウェル・ストリート
クモの巣
死体安置所
裏切り〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澤水月

5
尼崎殺人を受け、想起した英「恐怖の館」本を17年越し積ん読解消。夫婦で!少女ら(実子含む!)を顔バンデージぐるぐる巻き窒息SMレイプで弄び、家や庭の床下に埋めまくった事件。角田美代子の如く裁判前の95年元日!に夫フレッドは獄中縊死!! 妻ローズは否認しつつ終身刑。12人殺したとされるがもっと多いかもしれず真相は藪の中。殺人夫婦愛が切ない…これ余り日本では報じられなかった気が。94年発覚で96年訳書刊行とは素早い、95年頃から数年間続いた殺人本ブームの一環だろう。週刊マーダーケースブックなんてあったなあ…2013/01/15

3
積ん読にあったものからなんとなく。94年に発覚した、連続殺人事件。ヒッチハイカーから愛人から実子までを犯し殺す異常な夫婦の愛情物語? 創作では猟奇殺人ものは大好物な自分でも、かなりげんなりする異常性は凄い。創作はまだ現実に追いついていないのだと思った。ポーの黒猫なんて目じゃないかも。当時もうニュースとか見ていたはずなのに記憶にないのは、あんまり日本じゃ報道されてなかったんかな?2019/01/07

黄梅

1
かなり詳しくとても読み応えがある クライムファンでも耐えられなくなりそうな描写あり2018/08/08

深川拓

0
1994年に発覚した、夫婦による虐待・殺人事件を、取材に基づき両者の生い立ちから再現したノンフィクション。発覚以前の経緯では、さすがに特定が難しいそうな部分にも踏み込んでしまっているのがやや気になりますが、勘づかれぬまま我が子までも手にかけるようになる夫婦の倒錯に至る道程を克明に再現した筆致は迫力充分。事件から1年半で上梓された本なので、現在とは事情が異なる部分も多そうですが、興味深い内容。時間的余裕がないのにけっこうな早さで読んでしまった。2022/04/21

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