内容説明
本書は、単なる怪談、幻談、奇談のコレクションではない。著名な脚本家にして詩人である著者が、これまでに遭遇した数々の幻妙な事件に徹底した「検証」のフィルターをかけ、事実であると確認できたもののみを再現した異色エッセイである。この科学の世に現実に起きた不思議な話の奥には、人の心のヒダに秘められた哀しい業が見え隠れしている。
目次
第１章 異界びとたちの饗宴
第２章 漂泊の哀歌
第３章 卑弥呼の末裔
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅独歩
1
「ウルトラマン」の怪談がある、と人から薦められて。著者は初期のウルトラシリーズの脚本家で、まだ「ベムラー」「レッドマン」と呼ばれていた頃の若々しい現場におこったひそかな怪異が語られる。その他にもＴＶ業界の裏事情と共に、地味ながら味わい深い怪談が収められている。しばしば登場する霊能力者：カムイ夫人が印象的。2012/04/23
澤水月
1
950807
-
- 和書
- ＣＯＮＴＲＡＳＴ
