内容説明
晩秋の雨の夜、カナダ沿岸部の森の中でのどを切り裂かれた女の死体が発見された。不可解にも顔はきれいに拭われ、上体が木にもたせかけられていた。地元署の刑事アルバーグは女の身元を突き止めるため、さる画家に死体を見せて描かせた似顔絵を利用する。が、捜査は難航し、しかも犯人はさらなる犠牲者を求めて徘徊していた。MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞受賞作『容疑者』につづき流麗な筆で描く珠玉のミステリ。’87年MWA最優秀ペーパーバック賞・PWAアンソニー賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y Hoshi
0
おもしろかった。これ、映画化はしなかったのかしら。2015/07/25
ルウ
0
★42014/02/28
ロイ
0
★42014/02/28
魔風
0
アルバーグ刑事シリーズ 森で旅行者の女が殺されたが身元が分からず捜査は暗礁に乗り上げる、同じ頃町にやってきた昔の俳優は様々な女性に声をかけ亭主からは焼き餅と不興を得る、そんな奴がなじみの司書と懇ろになり不満げなアルバーグ 中盤ぐらいにやっと身元が分かり被害者の唯一の知り合いとして俳優に一気に疑いがかかり一躍時の人となるが・・・ 他に疑わしい犯人がいて合計三人の容疑者がと読者に思わせる 所々はいる犯人の次の犯行の断片などがミスリードを誘う やはり読んでいて楽しい、最初の容疑者で感じた手応えは夢ではなかった




