内容説明
インディアンで米空軍テスト・パイロットのマカトジ少佐はソ連の罠にかかり、シベリアの秘密収容所に拉致された。他の囚人の助けを得てからくも脱走には成功したが、行手に果てしなく広がるのは荒涼たる酷寒の原野。しかも武器も食糧もなく、背後には敵の捜索隊が執拗に迫る。彼が頼れるものは自らの野性の血、過去に体得した幾多のサバイバル・テクニックだけだった!全米ベストセラー第1位に輝くアドベンチャー・ロマンの白眉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オイコラ
1
ザマテフに届いた包みはなんだろう、と思いながら読み始めて、だんだんに中身はきっと…と察するわけだが、ラスト2行がかっこいい!「気高い野蛮人」への浪漫があふれるストーリーだからこそのシーン。これが特殊部隊員とかいう設定だったらこうはできない。そういう浪漫も含めて、古い小説という感じはするけど面白かった。ただマカトジが語る「アメリカは戦争するつもりはない」とかなんとかいうくだりは、しらけるというかバカバカしい。2020/01/18
まー
1
A1996/07/16
mayu_moooooo
0
シベリアの収容所を脱出し、着の身着のまま、幼い頃に得たアメリカ・インディアンの知恵と勇気だけでロシアを横断する話。 サバイバルものには、それほど興味がなかったけど、何から何まで手作りして逃げのびていく旅は面白かった。 ……のに! 一年をかけて、死ぬか生きるかのギリギリのところでロシアの2/3ほどを超えたのに! 500P以上読んだのに! ラストの旅路や、途中で出会った女性との再会の約束や、もっとも強力な追っ手との直接対決がすっとばされてて、「え!?!?」と拍子抜け。2013/03/20
sugimo2
0
サバイバルもの好きならけっこういけると思う2011/12/30
竜
0
冒険小説の傑作。オススメ!2010/04/24