出版社内容情報
伏見稲荷の伝説のオダイ(行者)の生涯。あの伝説の本が復活!
内容説明
伏見稲荷のオダイが辿った数奇な運命の物語。稀有な霊能者が語るお稲荷さんの不思議な力と神秘体験の数々…。待望の復刊!
目次
第1部 神様に導かれて歩んだ道(不思議な声が聞こえてきた;信仰心の芽生え;霊能者だった祖母;大阪で働き始める;満州からの奇跡的な生還 ほか)
第2部 信者さんたちとともに歩んだ道(神様は目に見えない;お稲荷様は生き神様;お稲荷様は名医;お稲荷様は「ほどこし」の神様;人を導き、人を結ぶ;自然が神様;神様と本当の信仰心)
著者等紹介
砂澤たまゑ[スナザワタマエ]
1922年(大正11)1月1日、兵庫県朝来郡和田山町(現在の朝来市)に生まれる。1929年(昭和4)初めて伏見稲荷大社に参る。同年大蔵尋常小学校入学。1935年(昭和10)年、尋常小学校を卒業し大阪に出て働く。1939年(昭和14)伏見稲荷より御神璽を受けオダイになる。1944年(昭和19)旧満州(中国東北部)に渡り、1945年(昭和20)8月に帰国。戦後本格的にオダイの仕事をはじめる。1954年(昭和29)から伏見稲荷で講習を受け、1957年(昭和32)に四級教師となり、扱所を設立。2005年(平成17)内記稲荷神社を離れる。2009年9月11日に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
道楽モン
27
霊能者の人生は壮絶だ。スピリチュアル系に眉をひそめる御仁も、本書を手にとって欲しい。全国の稲荷神社の総本山である京都・伏見稲荷で、オダイとして神と人の架け橋を務めた女性の一代記。ネオ宗教にある押し付けがましさ、自己啓発系にある根拠のない今生利益の空手形も無い、自然と神と人間における関係性が歴然とある世界観。頭の中で常に神による司令を受け、精神を保つために荒行をせざる得ない人生。奇跡譚は無数、本書の中では当たり前の現象として描かれる。時系列も事実関係も混乱したインタビューテープをまとめた上げた労作。祝復刊。2024/06/01
ワッピー
22
復刊ドットコムで知って手に取りました。伏見稲荷のオダイとして修行をし、大神様のメッセージを伝え続けた砂澤たまゑさんの語り。その生い立ちから何度も自死を試みたが果たせず神の道に入るまでの葛藤、そして各地に教会を建て信仰を集めるまでの修行の日々を内藤憲吾さんが聞き取ったもので、この復刻版を出すにあたって事実関係やその後に判明したことを補っています。幼少期から牛の胎内にいる仔牛の性別が見えたり、ケガや大病で死にかけたこと、満州から奇跡的に帰れたこと、20代に入ってから本格的な修行をし、自宅と伏見を往復し、 ⇒2024/08/29
いちろく
17
紹介していただいた本。京都伏見稲荷の霊能者オダイである砂澤たまゑ氏にインタビューした内藤憲吾氏が記した本の復刊増補改訂版。私自身はスピリチュアル的な面での興味は希薄だが民俗学的な面では、いわゆるお稲荷さんの総本社のお代の人生という点で興味深い内容だった。語り口調でもあり読みやすかった。余談であるが、内藤憲吾氏の『稲荷さんと霊能者』の発売以降、絶版の元本が最高で80万円の値がついたことに至った経緯を含め、現代の信仰や本の価値についても改めて思う部分もあった。手頃な値段で復刊されて読めたことにも感謝を。2024/05/29
わんこ
3
偶々書店で手に取り、興味を持って購入。引き込まれて一日で読んだ。伏見稲荷の神様のお代として生きた砂澤さんの生涯を聞き取り本にされた。著者の方の苦労も客観的な注釈も合わせて書かれており、こうして私でも買って読める本になったことを有り難く思う。しかし、やはり目に見えない世界はあるんだ。霊感など全くないがきっと私も神様やご先祖様に守られているということは確信している。少しでも心を綺麗に生きなくては。2024/02/16
Mitsuhito Shiraha
1
神も仏もあるものか、ではなく神も仏も一緒くた、だけど見えます見えますいろんなものが。という霊能一代、継承不能なサイキック。 これを支離滅裂と捉えるか(巻末の聞き取り著者による事実誤認の指摘が多数ある)否かは読者次第。 エビデンス、は聞き取り著者のもう一冊の本で書かれているらしい。2024/09/04
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