出版社内容情報
権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く目付十人の清々しい活躍。人気のシリーズ第14弾!
内容説明
書院番組頭から目付筆頭妹尾十左衛門宛に、市中で大番士が町人を打擲したとの報せが入る。桐野仁之丞が担当し現場に駆け付けると、当の組頭が、詫びと称して被害の町人らと宴会をしていた。一方、大番士たちの組頭に話を聞くと話に食い違いがあった。桐野らが調べ始めると、被害者と思われた町人たちが「追い剥ぎ」をしていたことが明らかに。出世に焦る武士の悲哀。
著者等紹介
藤木桂[フジキカツラ]
千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。テレビドラマの企画脚本などを経て、本格時代小説に挑戦。幕府目付たちの活躍を描く、本シリーズ第一弾『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真理そら
53
目付筆頭・十左衛門の養子・笙太郎が番入りした書院番6組の組頭・丸山が企てるアレコレは地位を守ろうとするものであっても許されないことだ。地位にこだわるあまりに町中のチンピラのようなことを思いついてしまったのが悲しい。2024/01/08
ごへいもち
10
お気に入り2025/04/17
goodchoice
2
誰しも息子の言動はきになるもの。未熟に感じるのは当然だが、自分もその年の頃は同様だったことには気づかない。2024/02/22
とし
1
久しぶりの目付シリーズ。 新たに目付になった人達そして、養子の笙太郎が成長していてびっくり!2024/07/27