出版社内容情報
リリーとアトラスが過去と向き合い、新たなスタートを切るまでの心の軌跡。『イット・エンズ・ウィズ・アス』待望の続篇!
内容説明
ボストンの街角で偶然再会したふたりは、過去から未来へ歩みだす。異次元のベストセラー作家が贈る話題沸騰のラブストーリー。『イット・エンズ・ウィズ・アス』待望の続篇。
著者等紹介
フーヴァー,コリーン[フーヴァー,コリーン] [Hoover,Colleen]
1979年、テキサス州生まれ。大学卒業後の2012年、母親に読んでもらうために小説『そして、きみが教えてくれたこと』を自費出版したところ、たちまち話題となり、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たした。現在著者は夫と3人の息子とともにテキサス州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
38
DVの螺旋から抜け出して、新たな人生を、新たな生活をと歩みだす話。前作の二人が幸せになるための道程を描いた物語になっているのだが、個人的には二人よりも、その障壁でもあるDV夫の更生への苦悩と苦闘の方を読みたかったようにも思ってしまった。描かれている状況と、DVがなんたるかについては、なるほどと思わされるところも多く、ややもすると擁護してしまいそうなくらいのバランスが危険だというのもよくわかった。ともあれ、登場人物全てが新たな始まりを迎えたと思えば、よい物語だったと感じる。2023/12/08
confusion_regret_temptation
31
よく、続きが読めたらなーと思った物語があったが、これなんかもそのひとつで、作者がその期待に応えてくれた、という形。おおよそ期待通りのハッピーエンドですっきりさっぱり完結!となった。こうなると天邪鬼な自分にはちょっと蛇足だったかなみたいな気持ちも芽生えたりして、つまりは前作のボーナストラックだな、と思いました。2023/12/05
たまきら
29
海外小説の出版が減り続けているようですが、ロマンスだけでなくDVや元夫との関係などリアルな部分もきちんと書いているこの小説は、やっぱり日本でも評価が高いんですねえ。今回和訳を読みながらちょっとじ~んとしました。…でも、なんで原著の感想が消えちゃったんだろう…?2024/10/23
しゃお
24
『イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる』の続編。リリーとアトラスの物語ですが、アトラスからリリーあての手紙がもう泣けるんですよねぇ。特に終盤とラストの一文が、もう・・・。前作ではライルにも感情移入してましたが、今回はアウト。それでも変わろうと、前に進もうとする様子が見れて良かった。とにかく大満足の続編でした!2023/08/27
か
15
アトラスがリリーと幸せになれて良かった。アトラスが優しいから、全体的に優しい気持ちになる話だった。ライルがモンスター級に悪者に書かれていて笑えた。アンガーマネジメントが救いになるといいのだが。2023/08/03