イット・エンズ・ウィズ・アス―ふたりで終わらせる

フーヴァー，コリーン【著】〈Ｈｏｏｖｅｒ，Ｃｏｌｌｅｅｎ〉/相山 夏奏【訳】

二見書房（2023/04発売）

• サイズ 46判／ページ数 456p／高さ 19cm
• 商品コード 9784576230344
• NDC分類 933
• Cコード C0097

出版社内容情報

2022年米国で400万部越えのベストセラー“恋愛小説”！
SONY PICTURESで映画化決定！

時に愛は、あなたをもっとも愛してくれる人が、あなたをもっとも傷つける…

信じられないほどクールでセクシーな脳神経外科医ライルは、
心の傷のせいで、いつも女性に一夜限りの関係しか求めない。
しかし偶然の再会でライルとリリーは複雑な恋に落ちていく。
ライルと過ごす日々は幸せすぎるほどの日々だったが、
二人はそれぞれ秘密の過去を抱えていた……。
全米No.1恋愛小説家が、すべての女性に人生の決断を迫る！
2022年米国で最も売れたドラマチックなラブストーリー！

内容説明

フラワーショップを開業したばかりのリリーと脳神経外科医のライルは、情熱的な恋に落ち結婚。仕事もプライベートも充実した毎日だったが、ライルには幼い頃のトラウマがあることが発覚…最後の最後まで心を揺さぶりつづけ、全米の女性をとりこにした恋愛小説。

著者等紹介

フーヴァー，コリーン［フーヴァー，コリーン］ ［Ｈｏｏｖｅｒ，Ｃｏｌｌｅｅｎ］
１９７９年、テキサス州生まれ。テキサスＡ＆Ｍ大学でソーシャルワークの学位を取得。２０１２年、母親に読んでもらうために小説『そして、きみが教えてくれたこと』を自費出版。アマゾン・キンドルで話題をよび、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りした。２０１６年に出版された『イット・エンド・ウィズ・アス　ふたりで終わらせる』は、自らの幼少時の体験をもとに、家庭内暴力被害者を支援するために書かれた。２０２１年にＴｉｋＴｏｋ上のブック・コミュニティで注目され人気が急上昇、２０２２年１月にニューヨーク・タイムズのベストセラー１位となり、その年アメリカでもっとも読まれた小説となった。またベストセラー１０作中４作まで、フーヴァーの小説がリスト入りしたことも大きな話題となった。いままでに２０作以上の小説を出版し、累計２０００万部以上を売り上げている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[R]

これは、ハーレクインロマンスなのでは？そんな出だしで、お姫様気分の主人公の話が続くのかと思いきや、だいぶヘビーな社会派のお話になっていって驚いてしまった。DVというものを扱ったもので、それにネグレクトも追加されるのか、ともかく社会にある問題が身近にある人の苦悩、苦闘が描かれていて、最終的にはそれを終わらせようというお話になるんだが、その二人というのが個人的には驚きの組み合わせだと思った。いや、そうしかないんだが、なんか釈然としないのだ。

2023/12/04

[confusion_regret_temptation]

日本人で言うと凪良ゆう氏の作品が近いだろうか。二人で終わらせる。何を終わらせる？誰と終わらせる？とても聡明な主人公の壮絶な物語でした。決して自分好みの本ではないけど、糧になる話だったかな。

2023/11/22

[しゃお]

旧題『世界の終わり、愛のはじまり』時に2度読んでいますが、この新版でも再読です。そして再読でもやっぱり泣けました。特に終盤のリリーと母親の会話の場面で「誇り」だと告げる場面ではその優しさと愛に、そしてリリーがライルとの関係について決定した場面ではその愛と切なさに胸が張り裂けそうで。更に著者のあとがきの最後の一文でも。本当に多くの方に、そして男女問わずに読んで欲しい作品です。

2023/08/26

[みなみ]

YouTubeのほんタメで紹介されていたので、手に取った本。父親からＤＶを受けている母親を見て育った主人公リリー。彼女の昔の恋愛模様や現状が生き生きと描かれており、最後のシーンまで一気に読んだ。全米で累計400万部以上売れている恋愛小説というだけあって、かなり読みやすい。DV被害者に対する力強いエールを感じつつ読了。

2024/04/20

[Rie【顔姫 ξ（✿ ❛‿❛）ξ】]

タイトルはDVによる負の連鎖を終わらせる、という意味だ。2022年に全米で最も売れた恋愛小説というだけあって、ストーリーは読ませる。DVという重い社会的な問題を中心テーマに据えつつも、当事者を優秀な脳神経外科のレジデントとしたり、ハーレクインロマンス調の恋愛要素を盛り込むなどエンターテインメントとしても成立させているので、ラクに読み進められる。映画化もされるみたいだけど、ＤＶ描写はちょっと怖いので本の方がいいかも。普段あまり本を読まない人にもおすすめ。

2023/07/23